社内コミュニケーションがうまくいく《ほっとひと息ヒント集 Vol.45》

翌日の「ごちそうさまでした」

3月に入り、梅や桜などが楽しみな季節になりますね。

今年は久しぶりに、コロナ禍以前のような歓送迎会を予定されている会社も

多いのではないでしょうか。大規模な会ではないけれど、部署の仲間達で

年度末の打ち上げを計画しているところもあるでしょう。

送別会のような機会や日頃のランチなどで、上司や先輩が支払ってくれた場合、

どのようにお礼を伝えていますか?

その場で「ありがとうございます!ごちそうさまでした!」と、しっかりと

気持ちよく挨拶するのは基本中の基本ですね。

支払った側は「お礼とか、いいよ、いいよ」と言ってくれるかもしれませんが、

やはり直接きちんと伝えたいものです。

そして、翌日顔を合わせたタイミングで、もう一度「昨日はごちそうさまでした」と

伝えると、その日のコミュニケーションが格段に取りやすくなるような気がします。

「もう、お礼は昨日言ったしな…。また言う必要はないような…」と迷う人も

いるかもしれません。

「必要」はないのですが、顔を合わせたときに、「あ、昨日…」と思い浮かんだ

のであれば、「昨日はごちそうさまでした」とさりげなく伝えた方が、

その後のコミュニケーションはスムーズになります。

後から、「やっぱり言った方が良かったかな」と迷うこともなくなりますし、

自分も相手も気持ちのよい状態でコミュニケーションを取る準備が整うからです。

翌日も伝える「ごちそうさまでした」は、「丁寧な人」「気持ちのよい人」という

印象を相手に持ってもらうことにもつながります。

言わなくても失礼には当たらないけれど、言うと潤滑油になる、

そんな挨拶があることを覚えておくのも良いのではないかと思います。

(柴村 馨)