既存の事故防止対策に限界を感じていませんか?

どれだけ対策をしても、過去の事故事例から振り返っても、ルールやマニュアルを細かく定めても、事故がゼロになることはありません。

実際に多くの事業者様が事故を減らすべく、KYT、研修、教育体制の構築、マニュアル・ルールの整備などを行っています。

これらの施策によって事故は減りましたが、最近では下げ止まっており、むしろ、守るべきことや意識すべきことが増えてしまい、働きにくさにつながっています。

また、ある程度のところまでは事故を減らせても一定のラインで行き詰まったり、一度減ったかと思えばまた事故が増え始めるなんてことも起こり得ます。

それに、過去の事例にない想定外のことが起きた時には全く対処のしようがないという問題もあります。

このように、「事故を減らす」という考え方での対策には限界があります。

事故防止の考え方が変わってきています

従来の事故防止の考え方は起きた出来事、事故に対して対処を考え、実行することでした。

今も多くの事業者様がこの考えに基づき、事故防止対策を実施しています。

ただ、前述したようにこの考え方にはどうしても限界があります。

さらには、2024年問題も相まっての人材不足や離職率増加も懸念される中、このような対策を続けていては、会社の経営そのものにも悪影響が及ぶ可能性が高くなっているのです。

そんなこれからの時代にどうすれば効果的に事故を減らしながらより良い組織を作れるのか?をテーマに運輸・物流事業者様と関係者の方々のための講演会を開催することにしました。

事故を振り返り失敗を減らそうとするセーフティⅠから、
成功を増やすことで事故を予防するセーフティⅡへ

”セーフティ”という言葉は聞きなれない言葉かと思います。

セーフティⅡとは、これまでの積み重ねで行き詰まった安全マネジメントの考え方を刷新する新時代の安全マネジメントの考え方です。

・事故を減らすではなく、安全が続く状態を

・事故が起きてからの対処ではなく、事故が起きないような仕組みづくりを

・ルールやマニュアルでガチガチに管理する組織ではなく、しなやかで柔軟な組織に

このようなことを目指す概念です。

セーフティⅡを学べる講演会を開催します

今回は、ヒューマンエラー防止の専門家であり、ヒューマンエラー研究の権威である芳賀繁氏を講師にお招きし、これからの時代の安全マネジメントの考え方”セーフティⅡ”について講演をしていただきます。

ゲスト講師:芳賀繁先生のご紹介

株式会社社会安全研究所技術顧問

立教大学名誉教授

博士(文学,京都大学)

芳賀 繁(はが しげる)

1953年生まれ。1977年に京都大学大学院修士課程(心理学専攻)を修了して、国鉄に就職し、鉄道労働科学研究所、JR鉄道総合技術研究所で鉄道の安全に関わる心理学、人間工学の研究に携わる。1995年、東和大学工学部経営工学科、1998年、立教大学文学部心理学科、2002年、同教授、2006年、立教大学現代心理学部心理学科教授などを経て2018年4月から現職。ヒューマンファクターズ、交通安全、安全マネジメント等に関する研究・学会活動のほか、JR西日本「安全研究推進委員会」委員長、日本航空「安全アドバイザリーグループ」メンバー、京王電鉄安全アドバイザー、東武鉄道安全アドバイザー、朝日航洋安全アドバイザーなどを兼任。

専門分野は産業・組織心理学、交通心理学、人間工学。

主な著書

『ゼロからの脱却 レジリエンスエンジニアリングのすすめ』(KADOKAWA)

『うっかりミスはなぜ起きる ヒューマンエラーを乗り越えて』(中央労働災害防止協会)

『事故がなくならない理由(わけ)』(PHP新書)

『絵でみる失敗のしくみ』(日本能率協会マネジメントセンター)

『失敗のメカニズム』(角川ソフィア文庫)

『ヒューマンエラーの理論と対策』(監修)(NTS出版)

『交通事故はなぜなくならないか リスク行動の心理学』(翻訳,G.ワイルド著)(新曜社)

『ヒューマンエラーは裁けるか 安全で公正な文化を築くには』(監訳,S.デッカー著)(東京大学出版会)

ほか

セーフティⅡを取り入れるメリット

講演会に参加し、セーフティⅡの概念を取り入れ、これまでの事故防止対策と組み合わせていくことで、より効果的に事故を防いでいくことができるようになります。

✅マニュアルやルールを増やさずとも事故が減る組織文化を作ることができる

✅行き詰まりを感じている事故防止対策に新たな一手を打てるようになる

✅マニュアルやルールを作る以外の方法で、事故を予防するために何をすればいいかが分かる

✅組織や人材の能力を高めることで”ものごとがうまくいくこと”を確かなものにする

このようなメリットがあるセーフティⅡを学べる講演会にぜひ参加してみませんか?

講演会の内容

第一部:芳賀繁先生講演
運輸・物流事業者のためのセーフティーⅡ

演題: 新しい安全マネジメント「セーフティII」のすすめ

    〜「事故を減らす」から「うまくいくことを増やす」へ〜

第二部:安全会議代表 森川講演&ワークショップ
セーフティーⅡを組織で実践するためのコツ

演題: 運送事業者におけるセーフティIIの実践

第三部:対談&質疑応答:組織の安全文化を醸成するには?

一部、二部の質問へ芳賀先生、森川それぞれの視点でお答えしつつ、安全が当たり前になる組織作りにおいて大事なことをトークセッション形式でお伝えしていきます。

懇親会も開催します

同業他社、隣接業種の方々と交流することで業務の知見を広げる機会をご用意しました。

立食パーティー形式での開催を予定しています。

開催概要

開催日時:2024年6月10日(月)

13時〜17時:講演会

18時〜20時30分:懇親会

講演会会場:

ビジョンセンター東京日本橋 701号室 中央区日本橋1-1-7 OP日本橋ビル

講演会参加費用:

・個人参加:8,000円/人(税込)+書籍1冊

・法人参加:20,000円/社(税込):各社3名まで参加可能+書籍1冊 

※会場参加、オンライン参加:同額  

懇親会参加費用:

8,000円/人(税込)

お申し込み方法

以下のボタンをタップすると表示される申し込みフォームに必要事項をご入力の上、お申し込みください。

FAXでのお申し込みをご希望の場合はこちらをクリックし、申し込み用紙をダウンロードした上でお申し込みください。

主催・運営:株式会社安全会議

結局、人だ。すべては、愛だ。

代表プロフィール

株式会社安全会議代表取締役 森川美希

福岡大学経済学部を卒業後、デベロッパー大手企業に入社。その後、菓子メーカー、化粧品メーカー、冠婚葬祭事業者、外資系企業、人材アウトソーシング会社と、ライフスタイルに合わせて転職し続け、運転適性検査開発メーカーに転職して「心理面からアプローチする」安全運転、事故防止、災害防止に、どっぷり浸かる。

安全推進活動に邁進し、教習所・県警察免許センターを中心に、官公庁、企業各社、病院、工場など様々な現場にて、「安全な組織づくり・人づくり」の経験を経て、独立。

業務請負契約を結んで定期訪問している運輸事業者では、交通事故防止活動にともに取り組み、事故削減に寄与。取り組み前と比べ、取り組んでから1年半後には7割の事故が減るという結果を達成するなどしている。

事故削減のみならず、組織の化石化からの再生や組織の機能不全解消の相談を受け、様々な事業所の組織活性化をサポートしている。

実際に現場に出向き、報告書等の各種フォーマットの見直し、職場環境の見直しや管理状況の把握と改善点の抽出、1on1個人面談および階層別会議の仕組みづくりと効果的な開催、ミーティングでのファシリテーション、そして管理職研修など「組織構築」にまつわる「実務業務」を請け負う。

また、各県の安全運転管理者講習や運行管理者講習に登壇し、建設、病院、工場、電力関連、通信関連、IT、精密機器メーカーなど多岐にわたる事業所の「ヒューマンエラー防止」に寄与すべく、「コミュニケーションエラー防止」を基盤とした各種研修、講座によって、安全風土づくりをサポートしている。