社内コミュニケーションがうまくいく《ほっとひと息ヒント集 Vol.23》
新しいメンバーと一緒に「ほっとひと息」を。
桜の美しさに続く新緑の清々しさに目も心もほっとする季節です。
皆様の「社内コミュニケーション」の環境にも、
新たなメンバーが清々しい風をもたらしてくれる時期ですね。
新しくメンバーとなった方々にとっては、新しい環境に入る緊張が、
新しいメンバーを迎える方々にとっては、うまく関係性を築けるかという緊張が、
それぞれにあるものです。
お互いに「ほっとひと息」つける環境である、ということを
私たちはどこで判断しているのでしょう?
「うわ、大丈夫かな…」と不安になるのはどのような場合か、
それを考えてみることがヒントになりそうです。
関心の無さそうな、あるいは関わりを面倒に思っていそうな
表情や視線があると、気が重くなりそうですね。
あまりにプライベートな事まで関心を持って根掘り葉掘り訊かれたり、
人の噂話や陰口が聞こえてきたりするのも、勘弁して欲しいものです。
「人への関心の示し方」-ここに判断ポイントがありそうです。
「一緒に仕事に取り組む仲間としての、適度で心地よい関心」
それが感じられる相手やコミュニケーション環境であれば、
「ほっとひと息」しつつ、仕事にも集中できます。
では、「適度で心地よい関心」とはどのようなものでしょう?
何かしら困っているようであれば、「手伝えることあります?」と声がかかり、
困っていたら「〇〇のやり方確認させてください」と言えること。
仕事上の分からない点を確認し合うことが歓迎されていて、
やり方に疑問を感じたら、「こうしてみるのはどうですか?」と
キャリアの長短にかかわらずに提案できること。
一致させるもの(どうなることを目標に仕事をしているのか)と
一致させる必要のないもの(結婚観などプライベートなもの)が
きちんと分けられていること。
そのような適切な距離感を保った関心の持ち方だと言えそうです。
新しいメンバーも、これまでも一緒だったメンバーも、
みんなで一緒に「適度で心地よい関心」に関心を持ちあって、
「ほっとひと息」な社内コミュニケーション環境を作りましょう!
(柴村 馨)