社内コミュニケーションがうまくいく《ほっとひと息ヒント集 Vol.54》
暑さでイライラしていませんか?
梅雨明けを迎える時季となりました。
真夏日が続いている地域も多くなっていますが、暑さ疲れしていませんか?
ちなみにですが、気温25℃以上で「夏日」、30℃以上で「真夏日」、
35℃以上で「猛暑日」と定義されています。夜間25℃以上で「熱帯夜」です。
文字を見るだけでも暑くなるような気がします。
この暑さで、会社でも個人でも熱中症対策をされていることと思います。
熱中症で身体が参ってしまわないように、水分補給・塩分補給が欠かせません。
厳しい暑さは、身体だけではなく、心にもダメージを与えます。
暑さからくる疲れでイライラ、汗などの不快さでイライラ、
何より「コントロールの効かなさ」が大きく影響します。
冬の寒さは、厚着やカイロなど、ある程度工夫して対応することができます。
しかし、夏の暑さは、薄着するにも限界があります。
また、冷たさを携帯するのも、冷たい飲み物や充電式の冷却扇風機、といった
ところでしょうか。
猛暑日ともなると、いずれの効果も長持ちせず、限界があります。
人にとって、「コントロールできないこと」は不安につながります。
不安が生じれば、警戒心が強まります。
この警戒心の強まりが「イライラ」として感じられるわけです。
ということは、警戒のレベル下げることができれば、イライラも収まりそうです。
夏の暑さを思い通りにコントロールできるようには、残念ながらなりません。
しかし、「こうなれば、こうすればよい」と対策を立てておくことは、
不安の軽減につながります。
・移動は余裕をもって早めに行い、暑さ対策の時間的余裕を作る
・暑さを感じたら、冷えた場所(商業施設など)に移動する
・冷感のあるボディシートなどで暑さと汗の不快さを一気に拭い去る
・携帯扇風機は、肌を濡らしてから使用する
・塩飴や乾燥梅干しなどで、塩分補給をする
・朝食をしっかりとって、水分・塩分・ミネラル・ビタミン・たんぱくを補充しておく
そして、一番大切なのが「イライラしても涼しくならない。かえって体温上昇を招く」
と知っておくことです。
「暑さを軽減できること」は積極的に行い、「暑さを増幅すること」はできるだけしない。
これに限ります。
暑さでイライラするということは、自分で余計に暑くしていることになる、
できるだけ「平常心で」「穏やかな心で」いることが何よりの暑さ対策、
そう思いながら過ごすと良さそうですね。
(柴村 馨)