リーダーシップ サミットに参加して学んだこと Ⅰ
3月22日~24日の3日間、
Fish Family財団とEast-West Centerで共催されたHawaii Summitに
JWLI(Japanese Women’s Leadership Initiative) 卒業生として招待され参加してきました。
「危機をチャンスに変える」と題されたサミット。
日本の女性リーダー 37名とともに、
アメリカの女性リーダーをはじめ、男女問わず様々なリーダーにお会いし、
現地視察で現場を拝見したり、お話を聴いたりしてきました。
この内容を3回に渡って、書きたいと思います。
第1回目は、「在り方そのものがリーダーシップを体現している」ことについて書きます。
コロナ禍を乗り切ってきたリーダーたちの発言、佇まいには学ぶところが多くありました。
「非常事態だからこそ、自分たちがやるんだ!」という決意を持って、
行動を止めずに活動し続けてきたリーダーたちの言葉は力強く、印象に残りましたし、
存在そのものにパワーと安心を感じました。
そしてコロナだけではなく、日常の中にも「危機」は訪れるので、
そんなときにどう対処していくのかを、それぞれの経験をもとに話題提供されました。
話の内容もさることながら
リーダーたちの在り方そのものが、リーダーシップを表現しているのです。
穏やかで受け入れる器を感じさせる表情、落ち着いて明るい声のトーン、
余裕ある間の取り方、背筋の伸びた立ち姿。
どのリーダーも、それぞれの危機に直面したときの話をしてくださいましたが、
その語り口調は前述したように、堂々と穏やかな表情で、
何より言葉の選び方がポジティブでオープン。
自信と希望、勇気と信頼が溢れるキーワードが次々と、紡ぎ出されます。
「止まらずに、前に進み続ける」
「スタッフの声を、現場に行って聴く」
「ピンチをチャンスに、という言葉を行動にする」
「動き続けるだけ」
「一歩、前へ踏み出す」
「私たちだからこそ、できることをする」
「私たちの製品、サービスだから、できる」
このようなポジティブな言葉が次々と出てくる背景には、共通した「行動」がありました。
その1つは、「活動を止めない」ということです。
工夫したり、減らしたりしても止まってしまわないこと。
細くても、遠回りでも、活動し続けていく、ということ。
これは大きな力を生むのだ、と再認識しました。
リーダーシップを発揮して歩み続けるには、
基盤となる「在り方」が揺らぎないことが大切であることが
どのリーダーからも発信されていました。
未来へ向かう姿勢を、言葉選びはもちろんのこと、態度や表情で伝え続けること、
これがリーダーシップの基盤だと体感し、私もそのように在りたいと思います。
(森川美希)