組織を良くしようと思ったら、まず自分から

弊社が提供している組織力強化プログラム”職場いきいきプロジェクト!”の 

参加者の中に目立って外見が変化した方がいました。

参加当初、中肉中背でややぽっちゃりした印象の方でしたが、

半年経つ頃には、見た目に分かる程、減量され、髪を切って、

こざっぱりという表現がぴったりに変化されました。

※写真はイメージです。本文とは関係ありません。

この方は参加当初、やや伏し目がちで下記のような話をしていました。

・自信がない

・自分は出来がわるい

・やる気が出ない

事務系係長のチーム、10名程のなかに参加されていた方でした。

最初の頃は、発言も少なく、「自分は、いいので…」という感じでしたが、

他の係長の皆さんの「こうしたい、こうなると良い」という仲間たちの言葉を聞くうちに 

業務の工夫、改善はもちろんのこと、自分の改善にも着手しました。

思わず「どうしちゃったの?」と聞く私に

「まず自分から良い状態になります」

と話されて、組織の良い状態を作るなら、まず自分の良い状態からと、実行されたのです。

業務に関しても、積極的に部内ミーティングに参加し、情報共有を部下や同僚と密にすることで      

残業を削減し、時短へと改善を進めました。

いきプロミーティングでの発言も増え、休憩時間も仲間たちとよく話し、       

私たちが帰るときに皆んなで見送りにまで来てくれて、明るくなった!と 誰が見ても分かるようになりました。

※写真はイメージです。本文とはかんけいありません。

そして、この方は下記のように話してくれました。

「伝えることを諦めること」をやめる。

今までは発信することが苦手だった。誤解があったりして、伝えることを諦めていた。  

これからは、考えや伝えたいことを相手に分かりやすいような文章にするなど        

伝える工夫をし、周りに関わっていく。

この周りへの関わりのアクションが、実践へと繋がり、チームの組織力をあげている、と感じます。

組織構築・業務改善のミーティングを定例開催し、心理的に安全な中で、        

自分の思いや考えを何度も語るうちに、いつの間にか自分自身の振り返りがなされ、

「ひとが整う」という事例のひとつをご紹介しました。

周りに起きる課題や事象は                      

自分が整うと、自分の受け取り方(認知)が変わり、判断も変化するので、対策・対処が変わります。

結局、人だ、と思います。

(森川美希)