注意喚起は飾りじゃない
先日、ある事業所に伺ったときのことです。
大型トラックのドライバーの皆さまが
毎月開催する安全チームミーティングに参加して、
お話を聴いていました。
議題が進み、今の目標を、どう取り組んでいけば
年内を無事故で過ごせるだろうか、と
真剣に語り合っているとき
リーダーが言ったひと言が
私には、とても深く感じました。
「自分たちで作った行動目標を
注意喚起シールにしてもらって
トラックに貼っているけど、
あれは飾りじゃないんだよ。
あの5つの行動の項目の1つ1つに
意味があって、
意味があるからこそ、やるんだよ。
会社の無事故達成も大事だけど、
自分たちが無事故で家に帰りたい、
自分は、そう思っている。
もう一度、あの内容を
見直して、考えてみて欲しい。」
数年前に、自分たちで安全な行動を話し合い、
決めたことの意味を、
改めて、皆んなで振り返り、語り合って
自分たちを守る運転を考える。
皆んなが皆んな、
自分が “何か” に、ぶつからないように
自分を守ることに真剣に取り組めば
きっと事故はなくなります。
どうぞ皆さま、ご安全に。
(森川 美希)