社内コミュニケーションがうまくいく《ほっとひと息ヒント集 Vol.21》
“ありがとうございました”の季節
3月は歓送会の季節ですね。
異動や退職などで送り出す側、送りだしてもらう側、
お互いに「ありがとうございました」を交わす季節です。
コロナ禍に入ってからは、歓送会の季節でも、直接会って話す機会が
持てなかった方々も多いことと思います。
社内の方だけでなく、取引先や関係先でお世話になった方が、
ご挨拶できないままに退職されていて心残りなこともあったでしょう。
この春は、状況も少し落ち着いて、直接お目にかかってのご挨拶ができる
会社も多いのではないでしょうか。
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「ありがとうございました」「お世話になりました」の温かな言葉が
様々な会社の様々な場所で交わされていることを思うと、
ビルを見ても、工場や倉庫を見ても、なんだか嬉しいような、
有り難いような、そんなじんわりと温かな気持ちになります。
正直なところ、そんなに感謝する気にはなれないという関係性も
あるかもしれません。
それでも、あるときは思いもしない言動や行動でこちらの「想定」を拡げてくれて、
あるときはどんな人ともやっていけるコミュニケーション力をつけさせてくれた、
そんな反面教師な存在だったとも言えます。
心から「ありがとうございました!」と気持ちよく言える、
懐の深い自分になるチャンスが3月にはたくさんあるのかもしれません。
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経験することや出会う人たちに影響を受けながら、今の自分があります。
「無駄になる経験はない。無駄にするかしないかだ」とよく言われます。
出会った人たちとの関係性にも同じことが言えそうです。
「学びのない出会いはない。学びにするかしないか」なのかもしれません。
そうなのであれば、色々あった相手にも、「ありがとうございました」が
素直に言えそうですね。
「ありがとうございました」は、心からの言葉であることが、とても大切です。
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(柴村 馨)