管理職の仕事は、管理業務。管理業務で大事なこととは?

職場いきいきプロジェクトミーティング(以下、いきプロMTG)の目的は

「最前線の一般職のみなさんに、いかに、いきいきと活躍してもらうか」この一点に尽きます。

弊社の担当コンサルタントが入って、

いきプロMTGを開催するのは、月1〜2回の頻度です。

このMTGの参加者は、主任、係長、課長、

そして役職定年を迎えてアドバイザー的な立場にいる方が入ることもあります。

先日の”いきプロMTG”では、このパターンの参加者構成で開催されました。

その時の議題にまつわる話が今日の記事の本題です。

「今期の最終四半期、どのように着地させ、次年度を迎える地盤を、どう作る?」

それぞれが第三四半期までを振り返り、様々な意見が、それぞれの立場から出て来ます。

主任からは一般職に近しい具体的な行動計画。

係長からは現状把握の仕切り直しと役割分担の再設定。

課長からは次年度の予算計画概要と今期中の一般職への教育プラン。

そして、アドバイザー的な方からは

「管理職と一般職の進捗を確認し、ヒアリングとアドバイスをしていきます」との

発言がありました。

この「進捗管理」は、一番大切な管理業務だと考えています。

「やる」と決めた行動計画も、日常業務や突発業務に左右され、

自分だけでの進捗管理では優先順位が下がり、推進力が落ちることも起きがちだからです。

身近にいる管理職同士が「あれ、どうなってる?」と気軽に確認しあって、

月次、週次、日次で声をかけることで計画を止めずに動き続けることが結果に繋がっていきます。

この進捗管理は、出来てないことを取り締ったり、指摘するためではなく、

出来るように見守って、行動を増やすためになされることを

全員が理解していますからスムーズにリマインドとして機能します。

管理職が自分の役割の中で管理業務を推進する際に、

自分の見ている部下たち、仲間たちを大切に思うからこそ、

行動計画の進捗をしっかり管理すること、

これこそが「見守り管理」であり、一番重要な管理業務だと思います。

(森川美希)