「落ちたポテトはすぐに拾え」のたった一言で日本一を達成したマネジメントの裏話⑤

「私の店舗の床は日本一綺麗だと自信をもって言えます。

ポテトが落ちてないからです。それが日本一の秘訣だと思います。」

前職のマクドナルドで新店オープンから一年で業績日本一を達成し、

アジアオセアニア地域の最優秀アワードを受賞した時のこと。

シンガポールで開かれた表彰式で「日本一達成の秘訣はなんですか?」

そのインタビューに対して、僕はこう答えた。

やるべきことは常に一つ

さて、ここまで「落ちたポテトはすぐに拾え」。

このたった一つのことに集中することで、

日本一の業績を達成。

そのプロセスにおいて、どんな変化が起こったのか?

を書いてきました。

僕がお伝えしているドミノ倒し型マネジメントの考え方はこうです。

“刻一刻と変化する経営状況の中、

常に変化はしていても、最も重要なことは一つしかない。

これはどんな時でも変わらない。

そのたった一つに集中して取り組むことで、

ドミノ倒しのように全てが次々と上手くいき始める”

だから、上手くいってない時や方向転換が必要な時ほど、

焦ってあれもこれも目の前のことに片っ端から取り組むのでなく、

冷静に現状把握して、何が最重要課題なのか?

そこに集中できてるか?

こういった視点を持つことが大事なのです。

「どんな状況でも最も重要なことは一つしかない」

最後になりますが、

今コロナウィルスの感染拡大の影響を受けていて、

業績回復に対して早急な手立てが必要だったり、

方向転換が必要だったりする企業様も多いと思います。

何から手をつければいいか

分からなくなることもあるかもしれませんし、

ありとあらゆることが重要な物事に見えるかもしれません。

ですが、いつでも最も重要なことは一つしかありません。

その一つを見極めることで問題が解決し、

良き方向に向かうことがあるということを

ぜひ知っていただきたいと思います。

今回の話が、

組織で成果を上げていくことに悩める多くの人に

届くと嬉しいです。

(宮城啓介)