いつも思っていることが言葉になる
新年明けましておめでとうございます。
2021年が静かに始まりました。
新年ということもあり
“習慣”について考えてみたいと思います。
いつも思っていることや核心に据えている考えは
いつでも雄弁に語ることが出来ます。
いつもやっていることや熟練したやり方は
いつでもパッと上手く行動することが出来ます。
ところが、
この場面では、こう言った方が良いな、
(普段は、そう思っていないけど)というような事柄は
表面的な話し方になりがちで、
語っている途中、ふいに口をついて出る言葉は
やはり日頃から思っていることに近寄っていくなぁ、と
経験から感じています。
あれだけ、公の場や安全会議では「安全第一、安全最優先」と言っていても
別の会議や個別面談では「収支は?数字は?品質は?」の話題が”先に”出ていたりします。
もちろん、事業を行う上で経営を考えると収支が合い、収益があるから
安全な活動が出来るのは分かりますが
「やっぱり会社は数字が先なんだ」と感じ取った職員の方々は
安全より数字を上げることに奔走してしまいます。
また、行動も同様に
「こうした方が良い」と安全なやり方を分かっていても
つい、いつもの自己流や、いつもの省略行動で繰り返しやっていると
間違ったり、ミスをしたりということに結果なってしまう、というこも多々あります。
私自身、前々職まで、スピーディー第一で利益率を上げに走るタイプでしたが
今では「一つずつ丁寧にやろう! 何十分も変わらない」と
自分に対して呟いて、より安全に着実に出来るように行動したり
話をするようにしたりしています。
いつも思っていることが、つい言葉に出て、
いつもやっていることを、ついやってしまう、
ということは
良い習慣を身につけることが大切だな、と改めて思いました。
本年も皆々様、
どうぞ、より一層ご安全に。
(森川美希)