安心できるには安全であることが不可欠

先日、孫の保育所見学に同行したときのことです。

各教室を次々と見学したのですが、

とあるクラスの教室に入った瞬間に、

「おばあちゃん!」と元気に、

駆け寄って来てくれた男の子がいました。

普段、年齢層の高い場所ばかりに居る私は
たまーに会う孫以外から
「おばあちゃん」と呼ばれることは無く、

自覚が無く、胸にグサっと突き刺さりながら、
ちょっとキョトンとしましたが、
「はーい!見学に来たよ。」と笑顔で答えました。

子供たちは、素直ですね。
自分の感じた事実を、ありのままに、表現します。

忖度なく、スパッと、言い切ります。

それは、”安心”できているからだと思います。

怒られない、と分かっているから、
危険がない、と知っているから、
(危険かもしれない、と知らないから、)
言えるのですね。

本気で現場を変えたいのなら
何を言っても歓迎される、
会議やミーティングを作り出すことが大切です。

深刻な表情で、イライラオーラを撒き散らし、
困った、困ったと
悪いところばかりにフォーカスして
ああしろ、こうしろと、
ポイントがズレた命令、指示が飛んでいませんか。

知らなかった、

出来なかった、と言ってしまえるミーティングや会議ができたなら、

あとは、やり方を考えて行動するだけ。

出来ている状態をイメージして、

何に取り組めば良いのか、

何が足りなかったのか、

具体的な行動について話し合いを始められます。

知らなかったなら、学べば良い。

出来なかったなら、出来るまでやってみたら良い。

やり方を変え、色んな実験をしながら、

一番、自分たちに合ったやり方を見つけるまで

やってみたら良い。

取り組む現場の人たちだけが、

本当の対策を知っています。

やります、、

けど、忙しくてなかなか出来ないんですよね。

→やってない。

出来ます、、

けど、ちょっと難しいんですよね。

→やってない。

本当に、忙しいのもあるでしょう。

ちょっと難しかったりもするでしょう。

だからミーティングして、

取り掛かれるには、どうする?と話し合い、

業務分担したり、やり方を確認したり、

しちゃえば良いんです。

何でも言える安全な雰囲気があれば

安心して発言でき、

止まっていた物事が進み始めます。

とあるリーダーが話してくれました。

「溜め込んでしまう人がいるのではなく、

言える雰囲気じゃなかったんですね。」

言えちゃう雰囲気、

作っていきたいものですね。^ ^

(森川 美希)