どんな危険にも予兆がある

どんな危険も、突然現れるのではない。

…日々、様々な案件に遭遇するたびに、

それを強く感じさせられます。

もともと、危険は、そこにある。

にも関わらず、気づけないことが、ほとんどです。

気づくには、気づける目線を持って

環境・事柄、物事を見続けることが

大切だな、とつくづく思います。

毎日、同じように過ごしていると、

慣れが生じて見過ごしていくことが、多々あります。

「何も起きていないから大丈夫だろう」

このひと言が心の中にあるんですね。

すると、、、

時間が出来たら、後でやろう。

お金が出来たら、後でやろう。

人が増えたら、後でやろう。

どんどん後回しになっていきます。

何も起きてない、今だからこそ、

少し時間を取り、今いる人に、

「ヒヤッとしたことある?」、

「ちょっと困ってることある?」

「面倒くさいなと思ってることある?」と

問うてみると、

危険や、危険の芽が、どんどん出てきます。

こんなに危険なまま、業務をしていたのと驚くこともあります。

ご存知の通り、

「ヒヤリハット」は放置し続けると、

事故に繋がっていきます。

「困ってる」は放置し続けると、

不安を生み出します。

「面倒くさい」は放置し続けると、

省略・横着を作り出します。

そこに、少しお金と時間をかけて、

工夫や改善をするだけで、

リスクがどんどん減っていきます。

環境の改善があるでしょう。

知識や技術を教えることがあるでしょう。

やった方がいい事をやれるように、

頭を使って考えることがあるでしょう。

これを、当事者全員で取り組んで、

皆んなで実践すると、

早く的確に安全になっていく、と

変化していく現場を見ていて実感しています。

皆んなで取り組んで、ご安全に!

(森川 美希)