0.1mmでも

先日、あるメーカーのパソコン新製品のデモイベントを

通りすがりに、たまたま見かけました。

そのパソコンは

「そこに、人間はいるか?」と

キャッチーなコピーで問いかけてきました。

700gを切る、最軽量へのこだわり、

そして、人への優しさにこだわったキーボードに感動しました。

毎日使うキーボードだから、

指へのフィット感にこだわり、

気づかないほどの傾斜をつけ、

それぞれの指の丸みに合わせた凹みをつけ、

入力する指の力に合わせた圧の重さにも差をつけていました。

これは、

人の疲れを軽減し、

ミスタッチを減らすことを

目的とされていました。

私たちは、ここまで突き詰めて

仕事や物事を深堀りしているのでしょうか。

自分の仕事に、ひとが関わっていることに

思い至っているのでしょうか。

人は疲れるし、ミスをする、という

前提で、このパソコンは開発されています。

パソコンが少しでも、

ミスを軽減したり、

ひとを支援したり出来るのではないか、という発想なのですね。

毎日働く職場の“環境”を

こんな眼差しで見てみると、

何かしら、より快適に出来ることが

見つかるかもしれません。

小さな工夫を重ねて

ひとに優しい職場を

自分のためにも、自分から作っていきたいものです。

(森川 美希)

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