社内コミュニケーションがうまくいく《ほっとひと息ヒント集 Vol.39》

「ありがとう」が伝えるもの

今回は連載39回目にかけて、「サンキュー=ありがとう」が伝えるものを

掘り下げてみたいと思います。

皆さんが最近伝えた「ありがとう」は、

誰に対するどんな状況での「ありがとう」でしたか?

まず、「ありがとう」を伝える状況として思い浮かぶのは、

困っている自分を助けてもらったときでしょうか。

分からないことを教えてもらったとき。自分のミスをカバーしてもらったとき。

「助かりました」の「ありがとう」ですね。

また、自分の希望や要望に応えてもらったときも「ありがとう」が出ます。

忙しい中で都合をつけて会ってくれることになったとき。

希望している仕事を任せてもらえたとき。

「感謝しています」の「ありがとう」を伝えます。

そして、何気ないことにも「ありがとう」が出るのは素敵なことです。

エレベーターを降りるまで「開」ボタンを押して待ってくれている人に。

狭い通路ですれ違うとき、通りやすいように避けてくれている人に。

相手もお礼を期待しているほどのことではないでしょうけれど、

「嬉しかったです」の「ありがとう」を伝えられると、

相手も自分も気持ちよくいられる、そんな「ありがとう」ですね。

その時々によっても異なると思いますが、「ありがとう」を言われて

不機嫌になる人はあまりいないのではないかと思います。

「ありがとう」「ありがとうございました」

たくさん口にできる状況があること自体が「ありがたいこと」ですね。

(柴村 馨)