ルールやフォーマットを柔軟にカスタマイズできる組織は強い
組織力強化プログラム”職場いきいきプロジェクト(以下、いきプロ)“のミーティングで、
ある事業所のスタッフリーダーたちが自分の担当しているチームの
年間活動の振り返りをしていたときのことです。
社内ルールは平準化されていますが、
徹底の仕方や周知方法は自部署に合ったやり方にアレンジされています。
1年間が終わろうとしている中、最終着地に向かってリーダーたちは、
社内ルールの展開手法や効果、成果についてメンバーの意見も含めた自部署の見解を持って
参加していました。
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・取り組み自体は徹底できたが、成果には繋がらなかった。
成果に繋がりそうな取り組み方に来期はシフトする
・自分はリーダーとして、ここまで出来ると思い、
ちょっと無理をしたスケジュール感で取り組んだが息切れしてしまった。
来期は、無理のない計画を立ててメンバーと分担を再配分して取り組む
・会社自体が様々な取り組みをしていて、他社の方と話をすると
「そこまで取り組んで、すごいね」と言ってもらえる。
そこを理解してメンバーと情報共有するときに変化をつけるなど工夫をして、
自分たちのチームも効果的な意識付けができるようにしたい。
このような意見が一通り出たあとに、
今年任命された若手リーダーがベテランリーダーや管理職に質問をしていました。
「意識付けの工夫に、月次報告書のカスタマイズをしたいと思ったのですが、
やっても良いものですか?」
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管理職は回答します。
「月次報告書は、メンバーとリーダーの意思疎通ツールなので、内容のカスタマイズは歓迎します。
やりたい内容を考えついたら、いつでも話してください。一緒に良い内容にしましょう」
するとベテランリーダーから
「自分は毎月、質問を変えているよ」
「私のところは、テスト形式で知っていて欲しいことを内容に盛り込んでいます」
などのアドバイスが飛び交います。
「フォーマット内容は変えてはいけないのかな、と思い込んでいました!
これからはアイデアを出して、管理職と一緒に効果的な月次報告書にしていきますね!」
若手リーダーは、水を得た魚のようにいきいきとした眼差しで発言していました。
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姿勢会議やミーティングで組織を活性化すると、
決まりきったやり方ではなく状況に合わせて柔軟に変化させていく組織文化が根付きはじめます。
管理職の皆さまも会議の意図や目的・目標に迷いを感じたら、すぐに電話をいただき、
「この方向性で良かったですか?足りないものはありますか?」と私どもに確認してくれます。
誰もがちょっとした違和感ややりたい事を確認できる状況、柔軟な変化を提案できる状況は、
企業内にとても良い空気感をつくっていると思います。
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(森川美希)