日本流通新聞コラム”うん、そうね!”1.運行管理者は超多忙で板挟み

日本流通新聞コラムを連載いたします。

第一回は、2022年1月1日号に掲載されています。

新年明けましておめでとうございます。

二〇二二年、222を両手で示すとVVVで良い一年になりそうです。

様々な現場に伺いますが、貨物輸送の運行管理者の皆様は超絶多忙ですね。

安全最優先で、運行管理に必要な労務管理、健康管理、

そして安全教育、実技指導と最近では接遇マナーにも取り組むなど

大切なドライバーの管理は重要なお仕事です。

加えて車両、道路、天気と日々の情報を掴みドライバーに伝える必要も。

プラスに取引先の構内・納場の環境や状況、リフトの状態、荷物の把握もされています。

どれだけの人々と毎日、交渉、説明、確認が要るのかな、と思います。

その業務の中で、ドライバーと配車マンの間に板挟まれ、

自社社員とお客様の間で板挟みとなり、

ドライバーや配車マンと経営陣との間で、またまた板挟みになっています。

この超絶多忙な輸送の現場で、どの板挟みに入っても

安全最優先で交渉する運行管理者の皆様はすごいなと、感心しています。

板挟みをスムーズにするには私の場合、

どの板挟みに入っても「フランクに笑顔で対話し続ける」ようにしています。

正面から向き合い、両者の話をじっくり聞き、

みんなが上手くいくポイントを一緒に見つけるようにしています。

会社の安全の守護神として日々の奮闘する運行管理者の皆様にエールを送り、

ちょっと役立つ情報を十回に渡りお届けします。

<プロフィール>

安全組織マネジメントコンサルタント

森川美希(もりかわみき)

株式会社安全会議 代表取締役

現場中心法を用いて、社内に安全風土を醸成する「現場いきいきプロジェクト!」にて

事業所の安全活動を支援中


(安全会議事務局)