ミスを報告できる?できない?

あなたは、ミスをしたとき

すぐに上司に報告しますか?

ミスをしたら上司に報告しなければならないことは

誰でもわかっていることと思います。

「報告をしない」としたら

どんな気持ちから報告をしないのでしょうか。

私もこれまで仕事をしてきた中で

数々の失敗やミスをしてきた一人です。

たくさんの方に助けていただき、

教えていただきました。

その場面を思い出すと

ふたつのケースがあったことに気づきました。

一つは、「小さなミスのとき」です。

「報告したら上司に怒られるかな」

「面倒だな」

上司へできれば報告したくない、という気持ちです。

もう一つは、「重大なミスのとき」です。

「お客様に申し訳ない」

「仲間に迷惑がかかる」

「上司に報告して早く解決しなければ」

すぐ上司に報告して解決したい、という気持ちです。

自分の手に負えない、と判断すれば、すぐに上司へ報告し、相談したくなります。

小さなミスを報告したくないのは、

怒られるから?

バレないかもしれないから?

自分に不利益になるから?

このような気持ちからかもしれません。

そして、それらには上司と部下との

コミュニケーション不足が背景にありそうです。

どんなときでも、すぐに報告できる雰囲気があったらいいなと思います。

「小さなミス」と自分で判断していたものが

実は「重大なミスだった」もしくは「重大なミスへと発展してしまう」

といことは起こりがちです。

例えば、

弊社で社内ミーティングをするときは、コロナ禍以来、

各自の体温チェック報告から始まります。

「今日は低いね」とか

「安定の体温だね」など

体温からの何気ない会話で場がぐっと和んでから

本題のミーティングをスタートします。

このような日頃からのコミュニケーションも、

ミスや困りごとを報告しやすい雰囲気作りのひとつだと思います。

部下が言わない、のではなく

言えないのかもしれません。

日頃から報告しやすい雰囲気を作りたいものです。

(伊達亜矢)