社内コミュニケーションがうまくいく《ほっとひと息ヒント集 Vol.83》
視座―どこから見るか-を変えてみる
7月早々、真夏日が珍しくない日々が続いています。
熱中症対策は万全にされていますか?ご安全にこの夏を乗り切りましょう!

今月は「視座」についてのお話をお届けしてみようと思います。
というのも、業務改善や新規の仕事の受注等に関する上司―部下間コミュニケーションで
役に立つのが「視座を変えてみる」ということなのです。
「業務の効率化のために作業分担の変更をする」とか
「利益率を上げるために、これまでに経験のない新規の仕事を受注する」といった
説明が上司から伝えられたときに、部下の方は「この忙しい中で……」と不満に感じる
ということは、社内コミュニケーションの「あるある」ではないかと思います。
もちろん、上司の側がその必要性などを分かりやすく丁寧に説明することが、
部下が納得して動くためには必要不可欠です。
と同時に、部下も「視座-どこから見るか」を変えて、自分の立場からの見方だけ
ではなく、上司や経営者の立場からの見方を想像してみることが、
「スムーズな理解」と「不満の未然防止」につながります。

「新規の仕事の受注は確かに大変だけど、社長の立場から考えてみると
社員の生活を守る、そのためにも会社の成長を考える必要がある、という
ことなのだろうな」と思えると、納得して新規の仕事への対応に集中できます。
伝える側の管理者も、社員の立場からのものの見え方と経営陣からのものの見え方を
つなぐように伝えるために「視座を自在に変えてみる」ことが有効です。
社員の立場での日々の業務対応の大変さに寄り添いつつ、経営陣の立場での
新規業務受注の必要性の判断を、具体的なイメージができるように伝えるのです。

「現状でも本当に忙しい思いをしながら日々対応してくれていて有難いと思っています。
その中での新規の受注は、正直大変過ぎると感じると思うのだけど、
社員の生活の安定を考えたときに、現状維持では不安要素も多いというのが
経営陣の判断なのだと思います。不安定要素が少ないほうが皆も安心できるしね。
新規に対応するために、どんなサポートや工夫が必要なのか、検討を急ぎましょう。
皆さんからのアイデアもどんどん出してほしいです!」
仕事は納得して取り組めることが自分自身にとって大切なことです。
「視座を変えてみる」で、スムーズに納得につながるコミュニケーションを
試してみてはいかがでしょうか?

(柴村馨)

