6/9開催!「安全な組織づくりのための事故予防対策」講演会

既存の事故防止対策に限界を感じているあなたへ

どれだけ対策をしても、過去の事故事例から振り返っても、ルールやマニュアルを細かく定めても、事故がゼロにならないという経験はありませんか?

実際に多くの事業者様が事故を減らすべく、KYT、研修、教育体制の構築、マニュアル・ルールの整備などを行っています。

しかしそれで事故が減るかと言えばそうではなく、むしろ、守るべきことや意識すべきことが増えてしまい、働きにくさにもつながっていることが多いようです。

また、ある程度のところまでは事故を減らせても一定のラインで行き詰まったり、一度減ったかと思えばまた事故が増え始めるなんてことも起こり得ます。

それに、過去の事例にない想定外のことが起きた時には全く対処のしようがないという問題もあります。

事故防止の考え方、それで本当に正解ですか?

一般的な事故防止の考え方は起きた出来事、事故に対して対処を考え、実行することでした。

今も多くの事業者様がこの考えに基づき、事故防止対策を実施しています。

ただ、後ほどお伝えするように、この考え方だけではどうしても限界があります。

さらには、2024年問題も相まっての人材不足や離職増加も懸念される中、このような対策だけを続けていては、事故防止だけでなく会社の経営そのものにも悪影響が及ぶ可能性が高くなっているのです。

今回、どうすれば効果的に事故を減らしながらより良い組織を作れるのか?をテーマに運輸・物流事業者様と関係者の方々のための講演会を開催することにしました。

根本的に事故を減らすために大事なことは、
事故が起きるメカニズム、人間の仕組みを知った上で
必要な対策を講じることです

例えば、交通事故1つとっても「ドライバーだけの責任か?」と言われるとそうではないことがほとんどです。

最後の引き金を引いたのはドライバーかもしれませんが、その裏には、組織の構造的な問題や社内の人間関係など、意外なところに根本的な問題が潜んでいることがあります。

なので、根本的な問題に対処せず、目の前の出来事だけに対処していては、事故が減らないままになってしまうのです。

根本的に事故を減らすためには、個々人の取り組みだけでなく、組織の在り方や仕組みなど、もっと深いところの原因に目を向けて対処していく必要があります。

ただ、その深いところにある原因をはっきりと認識し、適切な対策を立てるのはとても難しいことです。

そこで、今回は

事故の仕組みと人間の仕組みを学んで、本質的に安全な組織を作るための講演会を開催することにしました。

元大型トラック・トレーラーのドライバーであり、安全心理学を専門に研究されている島崎氏を講師にお招きし、安全な組織づくりのため事故予防対策についてご講演いただきます。

ゲスト講師:島崎敢先生のご紹介

近畿大学 生物理工学部 准教授

博士(人間科学)

島崎 敢(しまざき かん)

心理学を専門とする研究者でありながら、大型トラックやタンクローリーのドライバー経験を持ち、異色の経歴を歩んできた人物。国際関係学を学び、早稲田大学では教員として「リスク心理学」などの人気講義を担当し、交通事故をはじめとする日常のリスクに関する研究・教育に長年携わってきた。

大学卒業後、就職氷河期に突入した社会情勢の中、趣味で取得していた大型・牽引・危険物取扱などの免許を活かして、運送業の現場に身を置く。ドライバーとして働く中、国際関係学が対象としている戦争や紛争よりも交通事故の方が多くの命を奪っている現実に気づく。

その後、心理学への関心を再燃させ、交通事故の削減を志して再び学びの道へ。交通心理学の第一人者・石田敏郎教授のもとで専門的な研究をスタートさせる。早稲田大学大学院にて修士・博士課程を修了し、助手・助教として教育と研究に従事。2011年の東日本大震災以降は「リスク心理学」という講義を開講し、事故や災害などの社会的リスクと人の心の関係について、実践的かつ多面的な視点から発信してきた。

現在は交通事故防止に限らず、災害リスクも含めて人々の生活に潜むあらゆるリスクを心理学の観点から捉え、その最小化を目指す活動に取り組んでいる。実体験に裏打ちされた言葉と多様なバックグラウンドを持つ研究は、現場と学術の橋渡しとして高く評価されている。

また、公私ともに「リスクの本質に迫り、不要な不安を減らす」ことを信条とし、著書や講演などを通じて、事故のない社会づくりに貢献し続けている。

●論文・著書・受賞等

「心配学」(光文社),「大実験!防災×心理学!ひとりひとりの避難行動,あなたの心の「本気スイッチ」はどうすれば押せる?」(集英社),「モビリティイノベーションシリーズ②高齢社会における人と自動車」(コロナ社),「交通心理学入門」(企業開発センター)などの書籍のほか,雑誌「人と車」の連載,国内外の学術論文,学会発表,シンポジウムなど執筆・発表多数。

講演会に参加するメリット

講演会に参加し、正しい事故予防の知識、今までと違う視点を取り入れ、これまでの事故防止対策と組み合わせていくことで、より効果的に事故を防いでいくことができるようになります。

✅マニュアルやルールを増やさずとも事故が減る組織文化を作ることができる

✅行き詰まりを感じている事故防止対策に新たな一手を打てるようになる

✅マニュアルやルールを作る以外の方法で、事故を予防するために何をすればいいかが分かる

✅事故が起きない組織を作るための、組織文化改善のための着眼点が得られる

本質的な事故予防対策を理解して、貴社の事故予防対策の質をさらに1ランク高めてみませんか?

講演会の内容

第一部:島崎 敢 先生講演
事故防止対策の盲点と正しい知識を理解して、適切に事故を予防する方法

第二部:森川講演&ワーク
今日からできる!安全な組織づくりの実践事例シェア

第三部:対談&質疑応答:組織の安全文化を醸成するには?
当日、一部、二部の内容に対する質問をいただいた上で、島崎先生、森川がそれぞれの視点でお答えしつつ、安全が当たり前になる組織作りにおいて大事なことをトークセッション形式でお伝えしていきます。

これからの運輸・物流業界の未来についても話題にできればと思っています。

懇親会
同業他社、隣接業種の方々と交流することで業務の知見を広げる機会をご用意しました。
立食パーティー形式での開催を予定しています。

開催日時
2024年6月9日(月)
13時〜17時:講演会
18時〜20時30分:懇親会

講演会会場
ビジョンセンター東京日本橋 701号室
中央区日本橋1-1-7 OP日本橋ビル

講演会参加費用
・個人参加:8,000円/人(税込)
・法人参加:20,000円/社(税込):各社3名まで参加可能 

 懇親会参加費用:8,000円/人(税込)

以下のボタンをタップすると表示される申し込みフォームに必要事項をご入力の上、お申し込みください。

FAXでのお申し込みをご希望の場合はこちらをクリックし、申し込み用紙をダウンロードした上でお申し込みください。

主催・運営:株式会社安全会議

代表挨拶:
結局、人だ。すべては、愛だ。

代表プロフィール

株式会社安全会議代表取締役
森川美希

福岡大学経済学部を卒業後、デベロッパー大手企業に入社。その後、菓子メーカー、化粧品メーカー、冠婚葬祭事業者、外資系企業、人材アウトソーシング会社と、ライフスタイルに合わせて転職し続け、運転適性検査開発メーカーに転職して「心理面からアプローチする」安全運転、事故防止、災害防止に、どっぷり浸かる。

安全推進活動に邁進し、教習所・県警察免許センターを中心に、官公庁、企業各社、病院、工場など様々な現場にて、「安全な組織づくり・人づくり」の経験を経て、独立。

業務請負契約を結んで定期訪問している運輸事業者では、交通事故防止活動にともに取り組み、事故削減に寄与。取り組み前と比べ、取り組んでから1年半後には7割の事故が減るという結果を達成するなどしている。

事故削減のみならず、組織の化石化からの再生や組織の機能不全解消の相談を受け、様々な事業所の組織活性化をサポートしている。

実際に現場に出向き、報告書等の各種フォーマットの見直し、職場環境の見直しや管理状況の把握と改善点の抽出、1on1個人面談および階層別会議の仕組みづくりと効果的な開催、ミーティングでのファシリテーション、そして管理職研修など「組織構築」にまつわる「実務業務」を請け負う。

また、各県の安全運転管理者講習や運行管理者講習に登壇し、建設、病院、工場、電力関連、通信関連、IT、精密機器メーカーなど多岐にわたる事業所の「ヒューマンエラー防止」に寄与すべく、「コミュニケーションエラー防止」を基盤とした各種研修、講座によって、安全風土づくりをサポートしている。

(安全会議事務局)