飲酒運転根絶38 《緑 一郎つぶやきシリーズVol.151》

 緑 一郎のページへようこそ!

 このページは、(株)安全会議が提供する、安全運転への呟きアドバイスです。
 
 ここでは、私の安全運転への“つぶやき”から、これは“ゲット”と思った
「とっておき情報」や「これはいいね情報」を、あなたのポケットに入れて
いただき、これから運転する時に、ポケットの中を思い出して、交通事故から
ご自分やまわりの方々を守ることができれば、それは私にも「最高の幸せ」
いう思いから、“つぶやき”シリーズのページで呟くことにしました。

 第151回は、『緑 一郎“つぶやき”シリーズ「飲酒運転根絶38」』です。
 第150回の「大規模災害5」では、「災害時に車を守ろう」について、
呟きました。
 第151回の「飲酒運転根絶38」は、『「無くならない飲酒運転」パート2』
について呟きます。

◎ 『「無くならない飲酒運転」パート2』

〇 暑い夏

  今年の夏は、全国各地で暑さの観測記録を更新する報道が、盛んに行われて
 いました。が、まだ暑い夏は終わっていない体感温度です。
  ただ、この暑さには、文句を言う人だけでなく、ニヤッとしている人もいる
 ようです。

  先日、夕方のテレビニュースを見ていると、ビアガーデンのビールの売れ行きが良くて、
 営業日を大幅に延長すると報道されていました。
  暑い時のビールは、喉越しが大変気持ちよく、暑さにバテた身体を癒してくれる、
 最高の特効薬だと感じるのは、ビール好きの方なら同じ思いでしょう。

 

〇 飲酒運転

  ビアガーデン等で、ビールを思いっきり楽しく飲みたいかもしれませんが、
 帰りのことを考えていますか。
  もし、ビールを飲んだ後に運転をしてしまったら、以下の懲役や罰金が待っています。

  酒酔い運転~5年以下の懲役又は100万円以下の罰金
        違反点35点(欠格期間3年)
  酒気帯び運転~3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
         呼気1リットル中0.25ミリグラム以上・25点
         (欠格期間2年)
         呼気1リットル中0.15ミリグラム以上0,25ミリグラム未満・13点
         (免停90日)

〇 今年9月前半の飲酒運転事故等の状況

  9/6 午前9時半頃、川西市(兵庫県)、会社員の男(65)、物損事故、基準値超える
     アルコール検出
  9/6 正午頃、豊川市(愛知県)、無職の女(52)、過失運転致傷と酒気帯び運転で
     現行犯逮捕
  9/7 午後10時半頃、八女市(福岡県)、団体職員の男(41)、単独事故、基準値5倍の
     アルコール検出で現行犯逮捕
  9/8 午前3時頃、福岡市、街路樹に衝突した男(47)、呼気から基準値の3倍の
     アルコール検出、現行犯逮捕
  9/9 午前10時頃、松山市(愛媛県)、会社員の男(66)、軽四で普通貨物と衝突、
     基準値5倍のアルコール検出、酒酔い運転で現行犯逮捕
  9/12  午前4時頃、松山市(愛媛県)、会社員の男(41)、ミニバイクで信号無視、
     警察から逃走中自損事故、基準値の4.6倍のアルコール検出、酒気帯び運転で
     現行犯逮捕
  9/12  午後5時頃、うるま市(沖縄県)、建築作業員の男(37)、基準値の2.7倍の
     アルコール検出、停車中の車の側に立っていた保育士(女性、56)をひき、
     意識不明の重体、現行犯逮捕
  9/13  午前11時頃、福岡市、パート従業員(女性、43)、バスに追突基準値7倍の
     アルコール検出、バス車に追突
  9/15  午前5時頃、田川市(福岡県)、清掃業の男(35)、基準値の3倍を超える
     アルコールを検出

  約半月の間に、少しピックアップしただけでも、この様に飲酒運転で検挙されています。

 

〇 飲酒運転を無くすには

  飲酒運転は、以前と比べ減少していますが、無くなってはいません。

2011年2012年2013年2014年2015年2016年2017年
飲酒事故5,0304,6054,3344,1553,8643,7573,582

 

2018年2019年2020年2021年
飲酒事故3,3553,0472,5222,198

  
  組織においては、飲酒運転の根絶について、日々、指導教養がされていることと思いますが、
 一度行われればそれで良いと言うものではありません。
  飲酒運転の根絶に、特効薬はありません。ハンドルを握る皆さんに、手を変え品を変えて、
 繰り返し繰り返し、飲酒運転の危険性を伝えて頂きたいと思います。

<参考文献>
【警察庁 飲酒運転事故統計】

それでは、第151回はこのへんで、次回をお楽しみに!  (緑 一郎)