社内コミュニケーションがうまくいく《ほっとひと息ヒント集 Vol.55》

もう「残暑見舞い」!?

このブログがアップされるのは、令和6年8月6日(火)です。前回のブログは

「暑さでイライラしていませんか?」というテーマでした。

その暑さ、まだまだ続いているところですが、なんと、8月7日(水)は

もう「立秋」です。暦の上では秋に入るのですね。

 ちなみに、「立秋」に入る前は「大暑(最も暑い頃)」ですので、文字通りの

猛暑日続きだったというわけです。

 立秋を過ぎると、「暑中見舞い」ではなく、「残暑見舞い」になります。

体感はまだまだ酷暑ですが、「残暑」だと思うと、だんだん涼しくなっていく

イメージができる気がします。

 立秋(二十四節気)をさらに分けた七十二候では、立秋の時期が、

 ・初候:涼風至(すずかぜいたる)涼しい風が吹き始める頃

 ・次候:寒蝉鳴(ひぐらしなく)夕暮れにヒグラシの鳴き声が聞こえる頃

   ・末候:蒙霧升降(ふかききりまとう)深い霧が立ちこめる頃

と移り変わるそうです。

四季が1年を4等分、各季節を6等分して二十四節気、さらに3等分して七十二候、

となっていますので、七十二候は5日区切りです。

 「立秋に入り、涼風を感じ、寒蝉(ヒグラシやツクツクボウシ)の声を聞き、

蒙霧(深い霧)が立ちこめる頃には、暑さも和らいでいる」と思うだけで、

少し涼やかな気分になることができます。

 5日過ぎる毎に過ごしやすくなっていく感覚を持つことができる七十二候、

素敵な日本語として「残暑お見舞い」の挨拶で使ってみるのも良さそうです。

 「立秋を迎え、暦の上では秋となりました。いかがお過ごしでしょうか。

まだまだ残暑が続きますが、ここからは5日ごとに、涼風至、寒蝉鳴、

蒙霧升降、と秋めいて参ります。

 季節の変わり目ですので、体調を崩されませんよう、どうかご自愛ください。」

 「立秋」を過ぎれば「処暑」で、暑さが終わる頃となります。

どうか皆様、それまでの残暑厳しき日々、熱中症にご注意くださいますよう。

(柴村 馨)