安全運転アドバイス60 《緑 一郎つぶやきシリーズVol.142》

 緑 一郎のページへようこそ!

 このページは、(株)安全会議が提供する、安全運転への呟きアドバイスです。
 
 ここでは、私の安全運転への“つぶやき”から、これは“ゲット”と思った
「とっておき情報」や「これはいいね情報」を、あなたのポケットに入れて
いただき、これから運転する時に、ポケットの中を思い出して、交通事故から
ご自分やまわりの方々を守ることができれば、それは私にも「最高の幸せ」
いう思いから、“つぶやき”シリーズのページで呟くことにしました。

 第142回は、『緑 一郎“つぶやき”シリーズ「安全運転アドバイス60」』です。
 第141回の「安全運転アドバイス59」では、『「安全運転は真似をしよう」パート8』
について、呟きました。
 第142回の「安全運転アドバイス60」は、『「安全運転は真似をしよう」パート9』
について呟きます。

◎ 「安全運転は真似をしよう」パート9

〇 ゴールデンウイークの振り返り

  今年のゴールデンウイークも、テレビニュースでは、国際線空港の出国者、
 入国者で賑わっている様子や、人気の観光地ではインバウンドの方々等で、
 混雑している状況を放送していました。

  ところで、「ゴールデンウイーク期間における高速道路の交通状況(速報)【全国版】」
 (令和6年4月26日(金)~令和6年5月6日(月):11日間)は、どうなっていたか
 というと、

    東日本高速道路株式会社
    中日本高速道路株式会社
    西日本高速道路株式会社
    本州四国連絡高速道路株式会社

 が、公表した資料では、

 □ ゴールデンウイーク期間の平均日交通量は41,500台で、昨年の同時期と
  比べ101%でした。(全国の高速道路の主な区間(代表40区間))

 □ 10km以上の渋滞回数は297回で、昨年の同時期(298回)と比べ
  1回減少しました。

 となっていました。

  これは、全国の高速道路の交通量と渋滞状況は、昨年と比べほぼ同じだったと
 言える数字だと思います。

〇 私の予測

  今年の、ゴールデンウイーク期間中の、高速道路の交通量や渋滞回数は、
 私の予測では、令和5年5月8日、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが、
 「5類感染症」となりました。
  この日付は令和5年のゴールデンウイーク後になりますので、
 私は、今年のゴールデンウイーク期間中の、高速道路の交通量や渋滞回数は、
 20%~50%位増加するのではないか、と予測していました。が、見事に外れて
 昨年と同数程度となりました。

  この原因は、能登半島地震や円安進行等、いろいろな要因があると思いますが、
 私の予測はあまり当てにならない、ということが良く分かりました。

〇 高速道路渋滞時の対策

  予測は外れましたが、今年のゴールデンウイーク期間も、昨年同様の交通量と
 渋滞が発生しましたので、高速道路上で渋滞に挟まれて、困った時の対策を
 つぶやいてみたいと思います。

 □ トイレ対策

   高速道路を走行していて、一番困るのは、トイレではないでしょうか。
   特に、年齢が上がるにつれ、トイレが近くなる傾向があるようです。
   ドライブに出発する前には、必ずトイレを済ますことを習慣にしましょう。

   高速道路の渋滞は、いつになったら解消するのか予測がつきません。
   特に、前方で交通事故が発生した場合は、渋滞に拍車が掛かります。
   途中のパーキングエリアは、できるだけ利用しましょう。

   あと少しだからと、我慢した時に限って、事故渋滞等が発生するものです。
   長距離をよく運転する方や、トイレが近い方は携帯トイレを準備しましょう。
   薬局やカー用品店で販売しています。購入時は、同乗者の分も購入しましょう。

   何の準備もなくて、いよいよ困った時は、ビニール袋を使いましょう。
   二重にして使用すれば、役に立ちます。使用後は、パーキングエリアで
  清掃の方々に迷惑をかけないように、処分しましょう。

   また、渋滞等に備えて、飲物、軽食等を準備していると、一層役に立ちます。

 □ トンネル対策

   高速道路を走行していて、一番怖いのはトンネル火災です。
   トンネル火災は、予測できません。注意してほしいのは、トンネルの入り口に
  設置されている、信号機や電光表示板を見落とさないことです。

   過去の、トンネル火災の一部を紹介します。
  ① 昭和54年7月11日、東名高速道路日本坂トンネル下り線
    7名死亡、2名負傷、焼損車両173台

  ② 令和5年9月5日、山陽自動車道尼子山トンネル下り線
    中等症1名、軽傷7名、焼損車両等32台

   トンネル火災発生を知ったら、トンネル内に入らないことです。
   トンネル信号が赤色灯火だと、左方向指示器を上げ、左側端に停止しましょう。
   急ブレーキは追突事故の原因となります。

   トンネル内で、火災発生を知ったら、上記同様車を止め、エンジンを切り、
  サイドブレーキを引き、キーは付けたまま、ドアはロックせずに、早く避難しましょう。
   この時、誘導灯、誘導標示等を確認して、非常口へ避難しましょう。
   この時、タオル等があれば、鼻や口に当てましょう。
   とにかく何よりも、命が一番大切です。

≪参考文献≫
  東日本高速道路株式会社
  中日本高速道路株式会社
  西日本高速道路株式会社
  本州四国連絡高速道路株式会社
 の広報資料

  国土交通省東名高速道路日本坂トンネル事故動画
  国土交通省山陽自動車道尼子山トンネル事故動画

それでは、第142回はこのへんで、次回をお楽しみに!   (緑 一郎)