安全運転アドバイス56 《緑 一郎つぶやきシリーズVol.138》

 緑 一郎のページへようこそ!

 このページは、(株)安全会議が提供する、安全運転への呟きアドバイスです。
 
 ここでは、私の安全運転への“つぶやき”から、これは“ゲット”と思った
「とっておき情報」や「これはいいね情報」を、あなたのポケットに入れて
いただき、これから運転する時に、ポケットの中を思い出して、交通事故から
ご自分やまわりの方々を守ることができれば、それは私にも「最高の幸せ」
いう思いから、“つぶやき”シリーズのページで呟くことにしました。

 第138回は、『緑 一郎“つぶやき”シリーズ「安全運転アドバイス56」』です。
 第137回の「安全運転アドバイス55」では、『「安全運転は真似をしよう」パート4』
について、呟きました。
 第138回の「安全運転アドバイス56」は、『「安全運転は真似をしよう」パート5』
について呟きます。

◎ 「安全運転は真似をしよう」パート5

〇 安全運転のポイント

  A自動車学校の、送迎用マイクロバス運転手のKさんは、安全運転のポイントを
 知っています。
  このポイントを、確実にチェックすることで、見落としのない安全確認と
 安全安心な運転を行っています。

  安全安心な運転は、ハンドルを握って車を運転することだけではありません。
  シートベルトのチェックが終わったら、お客様を乗せていよいよスタートです。

〇 スタートすると、次のことが大事になります。

 □ お客様の乗降場所に、テキストの入ったスクールバッグを持った教習生が
  待っていないか、さらに何人待っているかを早く確認することです。
 □ 乗降場所に、停車できるスペースがあるか、他の車等が駐車していたら、
  どこに停車するかを、素早く見極めることです。

 等が大事です。

  その為に、常に教習生を発見しやすい視点の位置を考え、必要な車間距離を保ちます。
  前車と接近し過ぎると、前方や前々方の状況が見えにくくなります。
  また追突事故の危険性も高くなります。

  Kさんは全国で、日々発生している交通事故の類型別件数では、例年、追突事故が
 一番多く発生していることを知っています。
  又、その予防策は車間距離を十分取ることも知っています。

 ※ 道路交通法第26条(車間距離の保持)

   車両等は、同一の進路を進行している他の車両等の直後を進行するときは、
  その直前の車両等が急に停止したときにおいてもこれに追突するのを避ける
  ことができるため必要な距離を、これから保たなければならない。

  (高速自動車国道等)
   罰則・3月以下の懲役又は5万円以下の罰金に処する。
   違反点・2点
   反則金・大型1万2千円、普通9千円、二輪7千円、原付6千円
  (その他の道路)
   罰則・5万円以下の罰金に処する。
   違反点・1点
   反則金・大型7千円、普通6千円、二輪6千円、原付5千円

〇 交差点通過時には

  マイクロバスを待っている教習生や、乗降場所の駐車車両に気を取られて、
 前方の車両に、うっかり、ついていってしまうと、渋滞のため交差点内を通過
 できずに、信号交差点内で停止してしまうかもしれません。

  信号が変わっても交差道路の車両が通行できず、妨害状態となると、一層渋滞に
 拍車がかかり、事故の危険も高くなります。
  このような場合は、前方の信号が青色でも、前方や右折・左折先に、交差点内を
 通過できるスペースがなければ、交差点内に進入してはいけません。

 ※ 道路交通法第50条(交差点等への進入禁止)

   交通整理の行なわれている交差点に入ろうとする車両等は、その進行
  しようとする進路の前方の車両等の状況により、交差点に入った場合に
  おいては当該交差点内で停止することとなり、よって交差道路における
  車両等の通行の妨害となるおそれがあるときは、当該交差点に入ってはならない。

   罰則・5万円以下の罰金に処する。過失も同じ
   違反点・1点
   反則金・大型7千円、普通6千円、二輪6千円、原付5千円

〇 Kさんの運転

  Kさんは、今、運転に一番興味をもっている教習生に、手足の動きを見つめ
 られています。
  そんな中、Kさんは、安全運転に務めながら、教習生を見落とさず、適切な
 停止場所を見つけて停止する運転を心掛けています。

  そして、運転中には、
  「車間距離を詰め過ぎず、前車の先の先の状況を見る目を持つこと」
  「交差点内で停止しないため、交差点の手前で停止判断をする目を持つこと」

 等を、常に意識しています。

  皆さんも、Kさんの運転を思い出しながら、安全運転に努めましょう。

それでは、第138回はこのへんで、次回をお楽しみに!   (緑 一郎)