安全運転アドバイス55 《緑 一郎つぶやきシリーズVol.137》

 緑 一郎のページへようこそ!

 このページは、(株)安全会議が提供する、安全運転への呟きアドバイスです。
 
 ここでは、私の安全運転への“つぶやき”から、これは“ゲット”と思った
「とっておき情報」や「これはいいね情報」を、あなたのポケットに入れて
いただき、これから運転する時に、ポケットの中を思い出して、交通事故から
ご自分やまわりの方々を守ることができれば、それは私にも「最高の幸せ」
いう思いから、“つぶやき”シリーズのページで呟くことにしました。

 第137回は、『緑 一郎“つぶやき”シリーズ「安全運転アドバイス55」』です。
 第136回の「安全運転アドバイス54」では、『「安全運転は真似をしよう」パート3』
について、呟きました。
 第137回の「安全運転アドバイス55」は、『「安全運転は真似をしよう」パート4』
について呟きます。

◎ 「安全運転は真似をしよう」パート4

〇 安全運転のポイント

  A自動車学校の、送迎用マイクロバス運転手のKさんは、安全運転のポイントを
 知っています。
  このポイントを、確実にチェックすることで、見落としのない安全確認と安全安心な運転を
 行っています。

  安全安心な運転は、ハンドルを握って車を運転することだけではありません。
  運転前に、シートベルトの着用を確実に確認して運転していますか。

  車で出発して走行中に、警察官の姿を見て、慌ててシートベルトを引っ張って
 手を通したことはありませんか。

  Kさんも、この様な情景をよく見かけて知っています。

〇 Kさんの呟き

  運転しながらシートベルトを着用するのは、大変危険です。
  特に、出庫時や駐車場から出るときが危険です。

  駐車枠から出るときに他車や歩行者に気付けない、機械式駐車場から出すときに
 操作を誤り接触する、駐車場敷地から出るときに歩道上の歩行者、自転車や路上に
 出るときの他車に気づかない等は、大変な結果を招くことになるでしょう。

〇 Kさんのシートベルトチェック

  Kさんは、マイクロバスの出発前に、次のことをチェックしています。

  出発前に乗車している皆さんに、
   「乗車したら、まずシートベルトを着用してください。」
 と声をかけます。

  さらに、次の声掛けをしながら、目でチェックします。
  皆さんが免許を取って運転するときは、今度は皆さんが声掛けをして、
 チェックする番ですよ。

  Kさんは、声掛けをしながら、次の点をチェックします。

 □ エンジンをかける前に、シートベルトを着用しましょう。
 □ シートベルトは、肩からダラッとならないように着用しましょう。
 □ 強く締め付けずに、軽く手が入る程度にしましょう。
 □ 腰ベルトは、骨盤を固定するようにしましょう。
 □ シートベルトは、ねじれないように着用しましょう。
 □ ねじれがあると、切れたり損傷する原因となります。
 □ プレートは、カチッと音がするまでバックルに差し込みましょう。

  Kさんは、シートベルトのチェックに時間をかけません。サラッと見ると、
 ほぼ分かります。

  適切でない人のみ、そばに行って指導します。
  一度指導を受けると、次からは正しく着用できます。

〇 Kさんの、シートベルトの基本事項

  Kさんは、シートベルトの基本を次のように言っています。

 □ 正しく着用しましょう。
 □ 事前に、高さの調節をしておきましょう。
 □ コンフォートガイド(後部座席のベルトの肩の位置調整ガイド)が
  付いているものは、事前に位置の調整をしておきましょう。
 □ シートベルトロックの解除方法を、知っておきましょう。
   (ベルトを強く引いてからゆるめ、ゆっくり動かす等、車種ごとに確認
  しておきましょう。)
 □ チャイルドシートの取り扱いは、購入店等でよく習って使用しましょう。
 □ マイクロバスでのチャイルドシートの使用は、事前に相談しておきましょう。
 □ 妊娠中の女性は、医師にシートベルトの使用を、相談しておきましょう。
 □ エアバッグ装着車では、シートベルトを着用していないと、危険性が増加します。

  シートベルトの着用は、命と身体を守る最後の砦です。
  着用については、多くの注意点があります。取り扱い方法等について、よく知ったうえで
 適切に使用しましょう。

それでは、第137回はこのへんで、次回をお楽しみに!   (緑 一郎)