安全運転アドバイス52 《緑 一郎つぶやきシリーズVol.134》

 緑 一郎のページへようこそ!

 このページは、(株)安全会議が提供する、安全運転への呟きアドバイスです。
 
 ここでは、私の安全運転への“つぶやき”から、これは“ゲット”と思った
「とっておき情報」や「これはいいね情報」を、あなたのポケットに入れて
いただき、これから運転する時に、ポケットの中を思い出して、交通事故から
ご自分やまわりの方々を守ることができれば、それは私にも「最高の幸せ」
いう思いから、“つぶやき”シリーズのページで呟くことにしました。

 第134回は、『緑 一郎“つぶやき”シリーズ「安全運転アドバイス52」』です。
 第133回の「安全運転アドバイス51」では、『「事故はこうして起きた」パート7』
について、呟きました。
 第134回の「安全運転アドバイス52」は、『「安全運転は真似をしよう」パート1』
について呟きます。

◎ 「安全行動は真似をしよう」

  バスやタクシーに乗っていると、この運転手さんの運転はいいね!と思うこともあれば、
 この運転手さんの運転はちょっと怖いな!と思うこともあると思います。

  こんな時、「いいね!」の運転手さんの安全行動を、初めは真似をしてみて、・納得すれば
 自分のものとし、安全運転ポケットの引き出しに入れていただきたいなと思います。

〇 安心感のある運転

  A自動車学校の、送迎用マイクロバス運転手Kさんが運転するマイクロバスに
 乗っていると、シートベルトをしていれば、何となく手足の力を抜いて、安心して
 乗っていられる気分になります。

  それは、Kさんの運転には無理がなく、交差点やカーブで足や手に力を入れて
 踏ん張ることがないからです。

  ところが、Kさんは運転中にいろいろなプレッシャーを感じます。

  Kさんがマイクロバスに乗せている皆さんは、今、自動車の運転に一番興味を
 持っている皆さんなのです。
  運転免許証を取得するために、運転の実技と学科を勉強中です。
  生徒さんの視線を、背中に感じながら、模範となる安全運転に努めています。
  交通違反や交通事故を、起こしてはいけないのです。

〇 Kさんの運転①

  Kさんは、急発進はしません。それは、マイカーの運転でも大事なことです。
  発進は、ギアをドライブに入れ、クリープ現象を利用しながら加速します。
  車間距離は、速度に応じて長く取ります。

  長めの車間距離を取っていると、割り込みたい車が、
 「自動車学校のバスだから、譲って入れてくれるだろう。」と、
 左や右のウインカーを点けて「入らせて」と寄って来ます。
  すると、Kさんは「どうぞどうぞ」と車間距離を開けて譲ってあげます。

〇 Kさんの運転②

  Kさんは、カーブや交差点の右左折時に、生徒さんの身体が揺れない運転をします。
  その運転を見ていると、道路状況にもよりますが、ハンドルを切る前に、
 極力スピードを落として、ゆっくりとハンドルを切るのです。

  ブレーキを踏んで、速度を落としながらハンドルを切るのではありません。
  ハンドルを切るときは、スピードが落ちているので、それ以上にスピードが出ないように、
 また急な飛び出し等に対応できるようブレーキを踏んでいるのです。

〇 「安全行動は真似をしよう」の実践

  安全行動は、知識として知っていても、その場面で実践できなければ「絵に描いた餅」に
 なってしまいます。
  今回のKさんは、ほんの一例ですが「いいね!」と思った部分は、
 どうぞ真似をして欲しいと思います。

  まず真似をしてみて、ご自分の行動にしていただければ、最高です。

注:「クリープ現象とは」
   AT車のエンジンがアイドリングの状態で、ギアがDまたはRレンジ等に入っていると、
  アクセルを踏まなくても、車がゆっくり動き出す現象のことです。

それでは、第134回はこのへんで、次回をお楽しみに!   (緑 一郎)