2024年の明るい展望 《緑 一郎つぶやきシリーズVol.132》

 緑 一郎のページへようこそ!

 このページは、(株)安全会議が提供する、安全運転への呟きアドバイスです。
 
 ここでは、私の安全運転への“つぶやき”から、これは“ゲット”と思った
「とっておき情報」や「これはいいね情報」を、あなたのポケットに入れて
いただき、これから運転する時に、ポケットの中を思い出して、交通事故から
ご自分やまわりの方々を守ることができれば、それは私にも「最高の幸せ」
いう思いから、“つぶやき”シリーズのページで呟くことにしました。

 第132回は、『緑 一郎“つぶやき”シリーズ「2024年の明るい展望」』です。
 第131回の「安全運転アドバイス50」では、『「事故はこうして起きた」パート6』
について、呟きました。
 第132回の「2024年の明るい展望」は、「2024年の予想」について呟きます。

◎ 「2024年の明るい展望」

○ 「2024年の予想」

○ 新春

  皆様、新年明けましておめでとうございます。
  年の初めにあたり、今年の交通安全度を、私の勝手なモノサシで思い測って、
 今年の展望が、どの様な一年になりそうか、勝手に予想してみました。

〇 新型コロナウィルス

  全世界にウィルスが蔓延して、世界中の人々を、恐怖に陥れた新型コロナウィルス。
  その対策は、昨年5月8日の、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが
 「5類感染症」となって、何だか急に体が軽くなった気がしたのは、私に限らず、
 皆様方も同じ気持ちになられたのではないでしょうか。
  やっと、外出が自由にできるとの思いです。

  一昨年9月に、新型コロナウイルスに感染し、つらい喉の痛みを経験した私は、
 バンザイと叫びたい思いでした。
  しかし、人々が遠くへの外出をするようになり、マスクの着用等に対する警戒心が
 薄らいで来ると、今度は、交通事故等への注意も薄らぎ、事故発生が心配になってきますね。

〇 2023年の交通事故件数、死者数、負傷者数

  昨2023年の全国の交通事故発生件数、死者数、負傷者数は

   交通事故発生件数  307,911件(前年+7,072件)
   交通事故死者数     2,678人(前年+   68人)
   交通事故負傷者数  365,027人(前年+8,426人)

 と、発生件数・負傷者数は19年ぶり、死者数は8年ぶりに増加しています。

  これは、新型コロナウィルス感染症の感染症法上の位置付けが変更となり、
 「5類感染症」となった油断の影響が大きい他、次のような要因もあると思われます。

〇 心配される要因

 ・ 交通事故死者数全体に占める65歳以上高齢者の割合は、過去10年間を見ると、
  ほぼ毎年増加傾向にあります。

 ・ 電動キックボードの事故は、ここ3年大幅に増え、死亡事故も発生しています。
   また違反も急増していることから、事故の増加が心配されます。

 ・ 自動運転車両の普及による安全安心は、まだのようです。

  等があります。

〇 2024年の予想

  2024年は、元旦早々「能登半島地震」が起こり、大勢の死者・行方不明者が
 発生しました。
  政府は、首相が本部長となる「非常災害対策本部」を設置して、自衛隊、警察、消防を
 始めとする各省庁や、災害派遣医療チーム」、各地の自治体、ボランティア団体等が
 被災地支援活動を行っています。

  また、正月2日には羽田空港の滑走路で、海上保安庁の航空機と着陸してきた日航機が衝突、
 炎上して海上保安庁の乗員5人が死亡、1人が重傷を負っています。
  日航機には、乗員乗客379名が乗っていましたが、全員が脱出しました。

  今年は正月元旦から、地震や津波といった自然災害が発生して、これによる多数の
 死者・行方不明者の他、家屋の損壊、道路の陥没破損、地滑り等による多数区間の
 通行止めが発生しています。

  通行止めにより、孤立の集落が多数発生し、水、食料、応急トイレ、トイレットペーパー等の
 日用品の不足が相次いでいます。
  応急避難場所に避難した方々は、1月の寒い中、広い体育館にストーブが1台しかなく、
 しかも灯油も不足するなど、非常に厳しい避難所生活が続いており、感染症の発生等が
 懸念されています。

〇 自然災害や航空機事故の影響

  「能登半島地震」や「海上保安庁の航空機と日航機の衝突炎上事故」は、毎日、テレビ中継で
 交互に放送され、ほとんどの人が、テレビやインターネット等でこの自然災害や航空機事故の
 怖さを思い知らされたことでしょう。

  これは反面教師として、テレビ等の映像により、多くの皆さんに、事故の怖さ、
 安全と事故防止の意識を、深く植え付けたものと思います。

  もうお分かりでしょう、今年は安全意識の高まりにより、交通事故は減少するものと
 予想されます。
  この高まった安全意識を維持していきたいものです。

 
<参考文献>【警察庁統計資料】

それでは、第132回はこのへんで、次回をお楽しみに!   (緑 一郎)