飲酒運転根絶36 《緑 一郎つぶやきシリーズVol.122》

 緑 一郎のページへようこそ!

 このページは、(株)安全会議が提供する、安全運転への呟きアドバイスです。
 
 ここでは、私の安全運転への“つぶやき”から、これは“ゲット”と思った
「とっておき情報」や「これはいいね情報」を、あなたのポケットに入れて
いただき、これから運転する時に、ポケットの中を思い出して、交通事故から
ご自分やまわりの方々を守ることができれば、それは私にも「最高の幸せ」
いう思いから、“つぶやき”シリーズのページで呟くことにしました。

 第122回は、『緑 一郎“つぶやき”シリーズ「飲酒運転根絶36」』です。
 第121回の「安全運転アドバイス41」では、『「夏休み」です!パート2』
について、呟きました。
 第122回の「飲酒運転根絶36」は、『「夏休み」です!パート3』について
呟きます。

『「夏休み」です!パート3』

〇 台風

  「夏休み」も、残り少なくなってきました。
  子供達が一番気にしているのは、やはり「夏休みの宿題」でしょうか。
  それとも、雨や台風でキャンセルになったり、ホテルで缶詰になってしまったり
 した旅行でしょうか。自然は、人の都合を配慮してくれません。

  また今年の台風6号は、一回通過した後に戻ってきて、今度は直角に曲がるという、
 何とも変則的な進路で、これに振り回された方も多かったのではないでしょうか。

  「夏休み」の思い出作りに、苦労された親御さん方は、お疲れ様でした。
  一杯やって、ゆっくり休んで頂きたいのですが、その際には、次の点に注意して
 頂きたいと思います。

≪ここからの、お酒に関する感想は、筆者の個人的見解です。≫

〇 生ビール

  大人の皆さんの中には、夏の疲れをビアガーデンや焼き鳥屋の生ビールで、
 吹き飛ばしたいと思っておられる方も、多いかもしれません。
  特に、汗をかいた後は格別ですね。

  生ビールの一口目(一杯目)は、本当に美味しいなと思います。
  後は、ジョッキの冷たいビールがぬるくなる前に飲まないと、という気持ちに
 なります。

  ビールのアルコール度数は、多くは5%です。
  焼き鳥を食べながら、500ml飲むと、お腹が膨れます。
  あと500ml飲むと、アルコール量は40g になり、平均的分解時間は
 約8時間となります。
 (1000×0,05×0,8(エタノールの比重)=40g(純アルコール量))
 (※エタノールは、アルコールのことです。)

  女性の場合は、40g摂取すると分解時間は約10時間となります。
  高齢者、お酒に弱い方、体調不良の方は、時間がかかります。

〇 冷酒

  夏の冷酒は、喉ざわりが良く、つるっと喉を通ります。
  「ぐい吞み」や「猪口」で飲んでいると、どの位の量を飲んだのか、
 分からなくなります。(アルコール度数は、約15%です。)

  私は若い頃の夏、冷酒の喉ざわりが良いことで、つい飲みすぎて、
 「ブラックアウト」になったことがあります。
  朝起きて、昨晩どうやって家に帰ったのか、記憶が無いのです。
  友人に家まで送って貰ったそうですが、どうしても思い出せませんでした。
  これ以降、冷酒の多量飲酒には、十分注意しています。
 (「ブラックアウト」とは、多量飲酒による記憶の欠落のことです。)

〇 焼酎のロック

  夏の暑い日に、冷たい焼酎で早く酔いたい時は、かち割りの氷に焼酎を入れて
 飲みます。
  焼酎のアルコール度数は、多くは25%ですので、日本酒の15%より遥かに強く、
 飲むと喉に「クッ」ときて、冷酒より早く酔います。
  冷酒より時間をかけて、ゆっくり味わって飲むのが良いようです。

〇 間もなく「8月25日」です。

  皆さんは、「8月25日」が何の日か、憶えていますか。
  平成18年8月25日
  福岡市東区海の中道大橋上で飲酒運転事故が発生しました。

  事故を起こした運転手は、当時福岡市職員の男性です。
  追突された車は海中に転落し、乗っていた幼児3人が死亡しました。
  幼児の両親は、軽傷でした。

  運転していた元福岡市職員は、危険運転致死傷罪と道路交通法違反により、
 最高裁判所で懲役20年の刑が確定しました。
  この事故を契機に、飲酒運転の罰則、点数制度による行政処分が強化されたり、
 飲酒運転根絶活動が活発に展開されるようになりました。

  お酒は飲んでも、
   「飲酒運転を絶対にしない、させない、許さない」
 を忘れないでください。

それでは、第122回はこのへんで、次回をお楽しみに!   (緑 一郎)