安全運転アドバイス40 《緑 一郎つぶやきシリーズVol.120》

 緑 一郎のページへようこそ!

 このページは、(株)安全会議が提供する、安全運転への呟きアドバイスです。
 
 ここでは、私の安全運転への“つぶやき”から、これは“ゲット”と思った
「とっておき情報」や「これはいいね情報」を、あなたのポケットに入れて
いただき、これから運転する時に、ポケットの中を思い出して、交通事故から
ご自分やまわりの方々を守ることができれば、それは私にも「最高の幸せ」
いう思いから、“つぶやき”シリーズのページで呟くことにしました。

 第120回は、『緑 一郎“つぶやき”シリーズ「安全運転アドバイス40」』です。
 第119回の、「飲酒運転根絶35」では、「警察官の飲酒運転」について、
呟きました。
 第120回の「安全運転アドバイス40」は、『「夏休み」です!』について
呟きます。

◎ 「夏休み」です!

〇 はじめに

  政府は、新型コロナウィルスの感染症法上の分類を、今年の5月8日から、
 「5類」に引き下げることを決定しました。

  これにより、各種の医療的措置が変わることとなりました。その中で、

 ・ マスクの着用は、個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断に
  委ねることを基本とし、一定の場合には、マスク着用を推奨することと
  しました。

 ・ 新型コロナ患者や濃厚接触者に対しては、感染症法に基づく外出自粛は
  求められなくなりました。外出を控えるかどうかは、個人の判断に委ねら
  れることとなりました。
         ・
         ・
         ・
 等が、決定されました。

〇 「夏休み」がやって来ました。

  新型コロナウィルス感染症の影響で、ここ数年「夏休み」でも思うように
 外出できなかった子供達に、久しぶりに外出できる「夏休み」がやって来ました。

    海水浴やプール遊び
    キャンプ
    登山
    スポーツ観戦
    旅行
    花火大会
    帰省
 等々の計画をされているご家族は、たくさんおられることでしょう。

〇 花火大会

  まずは、大勢の人が集まる花火大会について、呟いてみたいと思います。
  皆さんは、次の事故について、覚えていらっしゃいますか。

 ・ 昨年10月29日の夜、韓国ソウルでのハロウィン雑踏で、150人以上の
  死者が発生した雑踏事故は、まだ記憶に新しいことと思います。
   この事故は、交通事故ではありません。雑踏事故です。

   (交通事故とは、道路交通法第2条第1項第1号に規定する道路において、
  車両等及び列車の交通によって起こされた事故で、人の死亡又は負傷を伴うもの
  並びに物損事故をいう。と定められています。)

 ・ また日本では、平成13年7月21日兵庫県明石市での「花火大会」当日、
  JR駅からと花火大会会場から来た人が合流する歩道橋上で、「群衆雪崩」が
  発生し、11人が死亡、183人が負傷する雑踏事故が発生しました。

  このように、不特定の人が無制限に集まり、狭くなった道路や通路等の場所で
 雑踏事故が発生しています。
  「花火大会」では、次のような注意をして危険を避けましょう。

 ・ 「花火大会」では、場所の地形等をよく見て、狭い場所は通らない。
 ・ 明るいうちに、見物する場所を決めておく。
 ・ 大人が付き添い、子供達だけで行かせない。
 ・ 犬などの動物を連れて行かない。(動物は、花火の音や光に驚いて、
  急に暴れ出したり、逃げ出したりします。)

〇 交通渋滞等

  「花火大会」の会場周辺では、各方面から見物にくる人の車で、大渋滞が
 発生します。

 ・ 車で来て、駐車場に止めるには、相当早い時間に来ないと、駐車場所は
  確保できません。どこの「花火大会」でも、同様でしょう。

 ・ 駐車場を確保できなかった車が、駐車場を探して会場周辺を回ります。
   この駐車場探しの車が増えると、交通渋滞に一層拍車がかかります。
   駐車場が見つからないと、駐車違反、無断駐車等の車が増えて、
  悪循環の繰り返しとなることがあります。

 ・ 悪循環の繰り返しは、交通事故の発生要因ともなります。楽しいはずの
  花火大会が台無しですね。

 ・ 駐車場が確保できなければ、公共交通機関です。バスは渋滞に巻き込まれます。
   もしあれば、鉄道、地下鉄、モノレール、渡船等も検討しましょう。
   しかし、こちらも混雑と雑踏事故に、十分注意しなければなりません。
  階段は、特に要注意です。

   会場付近や周辺の状況をよく見て、一番安全な方法を検討しましょう。

 
≪参考文献≫
【ウィキペディア 新型コロナ5類、雑踏事故】

それでは、第120回はこのへんで、次回をお楽しみに!   (緑 一郎)