安全運転アドバイス37 《緑 一郎つぶやきシリーズVol.114》
緑 一郎のページへようこそ!

このページは、(株)安全会議が提供する、安全運転への呟きアドバイスです。
ここでは、私の安全運転への“つぶやき”から、これは“ゲット”と思った
「とっておき情報」や「これはいいね情報」を、あなたのポケットに入れて
いただき、これから運転する時に、ポケットの中を思い出して、交通事故から
ご自分やまわりの方々を守ることができれば、それは私にも「最高の幸せ」と
いう思いから、“つぶやき”シリーズのページで呟くことにしました。
第114回は、『緑 一郎“つぶやき”シリーズ「安全運転アドバイス37」』です。
第113回の、「飲酒運転根絶32」では、「一気飲みはダメ」について、
呟きました。
第114回の「安全運転アドバイス37」は、「「ピッカピカの新一年生!」を守ろう」
について呟きます。
◎ 「ピッカピカの新一年生!」
朝の通学時間には、入学式を既に終えて、小学校へと登校する「ピッカピカ!」の
ランドセル等のカバンを背負い、帽子・靴等も「ピッカピカの新一年生!」が、
嬉しくてやや不安げに歩いています。何年か後には、未来の日本を背負う子供達です。

〇 日本の人口
ところで、日本人の人口は、2010年の1億2,638万2千人(推計)をピークに
12年連続で減少し、2022年10月1日では、1億2,203万1千人(推計)
にまで急激に減少しているそうです。
国の人口が減ると、どうなるのでしょう。
・ 働く人材が減少し、公務員も民間企業も人材確保が困難になるでしょう。
・ 国や地方自治体の税収が減少するでしょう。
・ 国や地方自治体は老朽化した公共施設(上下水道、橋梁、高速道路、
信号機等の交通安全施設等々・・・)の更新整備が、困難になるでしょう。
・ 民間企業でも、製造設備等の改良・更新等が困難になるでしょう。
・ 消費が減少し、景気が低迷するでしょう。
このように人口が減少すると、国家の基礎となる部分の各種施設・設備等の
耐用年数が経過しても、それらを維持する事が困難となり、国の力、すなわち
国力が衰えることとなるでしょう。
〇 「ピッカピカの新一年生!」を守ろう
「ピッカピカの新一年生!」は、少子化が続く日本では、年々減少しています。
「ピッカピカの新一年生!」を、過去に遡って増やすことは出来ません。
できることは、大人のせいで減ることのないようにすることが一番でしょう。
期待したいのは、政府の政策や国民の努力により人口減少に歯止めがかかり、
日本の人口が増加に転じることです。
思い出してください。2021年6月28日千葉県八街市の市道で、飲酒運転の
トラックが下校中の小学生の列に突っ込み、児童2人が死亡、1人が重体、2人が
重傷という大変痛ましい事故が発生しました。このような事故で、未来を背負う
子供達を傷つけ、亡くすようなことがあってはいけません。
大人は、大切な子供達を守らなければなりません。
〇 「ピッカピカの新一年生!」の特性

大人の方々は、「ピッカピカの新一年生!」にかかる次のような特性を、
思い出してください。
・ 「ピッカピカの新一年生!」は、今、交通ルールを習っているところです。
・ 交通事故の危険性を知りません。
・ 目線の高さが大人の半分程で、遠くの方が確認できません。
・ 興味をひくものに夢中になり、突然道路に飛び出したりします。
・ 判断力が未熟なため、無理な道路横断をしようとします。
・ 信号が変わったら、真っ先に飛び出そうとします。
・ バスから降りたら、早く渡ろうとします。
・ 友達とはしゃぎながら登下校します。
・
・
・
等々、いろいろあります。
◎ 大人の方は、「ピッカピカの新一年生!」を守ってください。
〇 ドライバーの方へ
・ 朝夕の通学時間帯は、「ピッカピカの新一年生!」が通学していることを
意識していてください。
・ 道路の、予測してないところから飛び出ることがあります。
・ 路線バスやスクールバス等の側を通過するときは、バスの前後で一時停止や
徐行できる速度で通行しましょう。
・ 学校付近や通学路の標識があるところでは、子供の飛び出しに特に注意しましょう。

〇 歩行中の方は
・ 子供達は、歩道を通らずあえて車道を通ることがあります。
「車道は車やバイクが通るから危ないよ。歩道を歩こうね。」と注意しましょう。
歩道を通っていたら、「今日は、守っているね。」と褒めてください。
・ 子供達は、石ころや木くず等を蹴って遊びながら、登下校することがあります。
「道路では危ないから止めようね。」と注意しましょう。
このように、注意したり褒めてあげたりしながら、子供達を一緒に守っていきましょう。
≪参考文献≫
【総務省統計局資料】

それでは、第114回はこのへんで、次回をお楽しみに! (緑 一郎)