飲酒運転根絶29 《緑 一郎つぶやきシリーズVol.106》

 緑 一郎のページへようこそ!

 このページは、(株)安全会議が提供する、安全運転への呟きアドバイスです。
 
 ここでは、私の安全運転への“つぶやき”から、これは“ゲット”と思った
「とっておき情報」や「これはいいね情報」を、あなたのポケットに入れて
いただき、これから運転する時に、ポケットの中を思い出して、交通事故から
ご自分やまわりの方々を守ることができれば、それは私にも「最高の幸せ」
いう思いから、“つぶやき”シリーズのページで呟くことにしました。
 第106回は、『緑 一郎“つぶやき”シリーズ「飲酒運転根絶29」』です。
 第105回の、「新型コロナウイルス対策:運転編8」では、
「新型コロナウイルス感染症の後遺症」について、呟きました。
 第106回の「飲酒運転根絶29」は、「飲酒の機会が続きます」について
呟きます。

 新年明けましておめでとうございます。皆様、清々しい新春をお迎えのことと
思います。さて、今年こそ新型コロナウイルスが落ち着き、ロシアのウクライナ侵攻が
収まり、和平が早く成立してほしいと願っています。

 『緑 一郎“つぶやき”シリーズ』は、今年も頑張って参ります。
 どうぞよろしくお願いいたします。

◎ 「飲酒の機会が続きます」

  カタールで開催されたサッカーの「FIFAワールドカップ2022」で、
 日本チームがドイツやスペインに勝利し、コスタリカ、クロアチアとも素晴らしい試合を
 展開しました。

  また、参加した各国チームの国の威信を背負ったプレーから、
 決勝戦のアルゼンチン×フランスの試合まで、大変な盛り上がりを見せ、
 日本中がサッカーファンになった様子で、小さな子供達のサッカー熱も燃え上がり、
 公園ではサッカーに興じる少年・少女が増え、日本列島はサッカー一色に彩られた感が
 ありました。

  ところで、サッカーファンになるのは良いと思いますが、友達とお酒を飲みながら
 ワールドカップを応援して、その後の飲み直しに飲酒運転で行く途中に交通事故を
 起こしたり、帰り道の一方通行を逆走して、飲酒運転が発覚したりした事例等が
 発生しています。

  サッカーを酒の肴にして、このような事では誰も褒めてはくれません。
  またこれから先も、クリスマスや忘年会、お正月、新年会、成人式とお酒を飲む機会は
 続きます。

  友達と楽しく飲んだはずなのに、飲酒運転したり飲酒事故を起こしたり、飲酒運転の車に
 同乗したりすると、一緒に飲んだ友達も警察の取り調べを受けて、検挙されることとなるかも
 しれません。

  お酒を飲むときも、飲んだ後もスポーツと同じく交通安全ルールを守って、楽しく飲んで
 いただきたいと思います。

○ 「お酒を飲む場所に車で行かない」

  お酒を飲むことがあらかじめ分かっていれば、その場所に車で行かないようにしましょう。
  このことは成人した大人であれば、皆さんご存じのことです。

  お酒を飲む前に、帰りは

   代行運転で、
   タクシーで、
   車を預けて、公共機関で、

 等のどれかで帰ろうと思っていたはずなのに、お酒を飲むとだんだんと脳がマヒして、
 適切な判断ができなくなり、つい自分勝手な理由をつけて、

  「近くだから良いだろう。」
  「酔っていないから大丈夫。」
  「警察には、捕まらないよ。」
  「明日は、仕事に車が必要だから。」
  「相当時間が経ったから大丈夫。」

 等と考えて、ハンドルを握ってしまうと、「危険運転」の悪魔が待っています。
 「人生を棒に振って、どうするのか?」飲む前に一呼吸置いて考えましょう。

〇 やめよう「きりなく長い飲み続け」

  ワールドカップは、前半後半で決着がつかない場合は、延長戦が行われていました。
  それでも決着がつかないときは、PK戦です。
  試合にあわせてお酒を飲んでいると、どの位飲んだのか分からなくなるのでは
 ないでしょうか。

  今回、事故を起こした人や、違反が発覚した人は、飲酒後にアルコールを肝臓が分解する
 時間を知っていたのでしょうか。

  思い出してください。
  アルコール1単位(純アルコール約20グラムを含むお酒)の例

    ビール  500ml
    日本酒  180ml(1合)
    ウイスキー 60ml
    ワイン  200ml
    チューハイ350ml
    焼酎   100ml

  アルコール1単位を肝臓が分解する時間は、お酒が飲める

    男性4時間
    女性5時間

 となります。(平均値)
  では、3単位飲むと肝臓が分解する時間は、掛け算で

    男性12時間
    女性15時間

 となります。(女性が長いのは肝臓の大きさが男性より一般的に小さいからです。)
  「きりなく長い飲み続け」は、飲んだ単位数×1単位の分解時間分、体内に
 アルコールが残っている計算になります。
  楽しく適量を飲むようにしましょう。

それでは、第106回はこのへんで、次回をお楽しみに!   (緑 一郎)