飲酒運転根絶24 《緑 一郎つぶやきシリーズVol.97》
緑 一郎のページへようこそ!

このページは、(株)安全会議が提供する、安全運転への呟きアドバイスです。
ここでは、私の安全運転への“つぶやき”から、これは“ゲット”と思った
「とっておき情報」や「これはいいね情報」を、あなたのポケットに入れて
いただき、これから運転する時に、ポケットの中を思い出して、交通事故から
ご自分やまわりの方々を守ることができれば、それは私にも「最高の幸せ」と
いう思いから、“つぶやき”シリーズのページで呟くことにしました。
第97回は、『緑 一郎“つぶやき”シリーズ「飲酒運転根絶24」』です。
第96回の、「飲酒運転根絶23」では「夏の安全運転3」について、呟きました。
第97回の、「飲酒運転根絶24」は「秋の安全運転1」について、呟きます。
◎ 「秋の安全運転1」
暑い暑いと言っていた今年の夏も過ぎ、もう9月になりました。
暦の上でや、気象庁によると、9月は秋です。
夏が過ぎ、気候の良い秋は、秋の実りと共にお酒が美味しくなる季節となります。
このような季節に、つい飲み過ぎて翌日は、
・ 頭が痛い
・ 吐き気がする
・ 胸がむかむかする
等の症状が出て、とても運転どころではない、仕事にならないという経験を
お持ちの方も、多くいらっしゃるのではないでしょうか。

これは、俗に言う「二日酔い」の症状でしょう。
今回は、「二日酔い」について、少し考えてみたいと思います。
〇 「二日酔い」は、どうして起きるのでしょうか。
「二日酔い」は、お酒を飲んだ翌日に現れる、大変不快な症状です。
飲酒して「二日酔い」になった人は、飲酒した理由を
・ 久し振りに、仲の良い友達と会ったので飲んだ。
・ 気心の知れた、安心できる人と飲んだ。
・ 美味しいお酒と肴があったので飲んだ。
・ 接待で、飲まなければならなかったので飲んだ。
・ 嬉しい事があったので、つい羽目を外して飲んだ。
・ 賭けに負けて、憂さ晴らしに飲んだ。
・ 悔しい事があって、やけになり飲んだ。
・ 悲しい事を、忘れるために飲んだ。
等、いろいろと言います。
「二日酔い」は、いろいろと理由を付けて「大量」に飲酒した人に起きています。

〇 では、「二日酔い」の原因は何でしょう。
「二日酔い」の原因は、「大量の飲酒」です。
「大量の飲酒」をすると、どうなるのでしょうか。
・ 「大量の飲酒」は、体内に大量のアルコールが入ります。
・ 体内に入ったアルコールは、胃と小腸で吸収されます。
・ 吸収されたアルコールは、肝臓に送られて分解処理されます。
・ 肝臓で、アルコールは酵素によりアセトアルデヒドに分解されます。
・ アセトアルデヒドは猛毒のため、動悸、頭痛、吐き気等が起こります。
・ アセトアルデヒドは次の酵素により、水と酢酸、水と二酸化炭素、
尿・汗・呼気に分解されて、体外に出て行きます。
・ ところが、大量に飲酒した場合、肝臓はすぐには大量のアルコールを
分解処理できません。時間がかかります。
・ アセトアルデヒドが水と酢酸に分解されず、体内に長時間あると頭痛、
吐き気、胸のむかつき等が、長時間続くことになります。
・ その他に、離脱症状・脱水症状・低血糖・睡眠不足等いろいろな要因
が複雑に絡みあって、不快な症状が発生すると言われています。
〇 「二日酔い」と運転
「二日酔い」で、頭痛がして嘔吐しながら運転ができるでしょうか。
アセトアルデヒドが、体内に多く残っている状況では、アルコールも残って
いることでしょう。

「二日酔い」で運転して、事故を起こしアルコールが検知されれば、最悪です。
飲酒量と分解時間の関係を思い出してください。
(ブログ第96回「飲酒運転根絶23」「夏の安全運転3」を参照)
アルコール1単位(20g)を分解処理するのにかかる時間は、
・ お酒の飲める男性で約4時間、女性で約5時間です。
・ お酒に弱い人、体調の良くない人は、もっとかかります。
アルコール2単位だと2倍、3単位だと3倍と計算しましょう。
〇 「二日酔い」の対処
・ 水を飲んで、水分を補給しましょう。
・ 症状が酷いときは、病院に行き点滴を受けましょう。
・ 症状が軽いときは、スポーツドリンクやフルーツジュースを飲みましょう。
・ 胃腸の調子が悪いときは、市販でも良いので胃腸薬を飲みましょう。
・ これからは、自分の飲酒量を考えて「大量の飲酒」をしないようにしましょう。

それでは、第97回はこのへんで、次回をお楽しみに! (緑 一郎)