新米管理者や新米社員と関わる時に大事なこと
一般職あがりの新米管理者で、幹部社員からは先々管理職になって欲しいと
期待されている社員の方がいました。
その方が、昇進してきたのと、ほぼ同時期に
弊社が提供している組織力強化プログラム
”職場いきいきプロジェクト!”(以下、いきプロ)を導入。
同僚たちからすると、この方は新米管理者です。
仕事の仕方や発言に対して同僚からやや厳しい態度や発言がありました。
いきプロ会議内でも、この方が「一通り、一般職の仕事をすべて見ます」と発言すると
「そんなこと言っても難しいんだよね」「言うのは簡単だけどね」「やれるの?」
と、さまざまなフィードバックが飛んできます。
私どもは、「良い案ですね!やってみましょうよ!」と後押しして、ご本人の行動を信じました。
この方は新米管理者として一般職の業務を一通り、
それぞれの持ち場に出向き、体感して、すべてを覚えるとまではいきませんが、
こんな内容なのだな、と理解するに至りました。
そこをふまえて自分がサポートしている一般職のチーム会議に出席しますから、
リアルに見てきたこと、実感したことを元に、チーム会議で発言して、
チームリーダーもメンバーも、そうなんだよね、と同意を得られやすくなり、
ファシリテーションも、とてもスムーズに取り組んでいました。
先輩管理者は、この方の会議運営と改善行動を見て、
「意外とできるね」「見直した」「案外やるひとだったんだ」と
好評価となりました。
新米の「やってみたい。きっとインパクトがあるはず」という行動に結びつきやすい案は
どんどん行動して、やってみて欲しいものです。
新米のときというのは、その方の持つ傾向や考え方、気質がどんなものかわかりません。
何が肥しとなり、基盤を作る行動に繫がるかもやってみるまでは分からない部分が多いのです。
新米の時ほど『考え過ぎずに大量行動』が、結果的にステップアップに繋がっている、
そう思います。
(森川美希)