安全運転アドバイス29 《緑 一郎つぶやきシリーズVol.94》

 緑 一郎のページへようこそ!

 このページは、(株)安全会議が提供する、安全運転への呟きアドバイスです。
 
 ここでは、私の安全運転への“つぶやき”から、これは“ゲット”と思った
「とっておき情報」や「これはいいね情報」を、あなたのポケットに入れて
いただき、これから運転する時に、ポケットの中を思い出して、交通事故から
ご自分やまわりの方々を守ることができれば、それは私にも「最高の幸せ」
いう思いから、“つぶやき”シリーズのページで呟くことにしました。

 第94回は、『緑 一郎“つぶやき”シリーズ「安全運転アドバイス29」』です。
 第93回の、「飲酒運転根絶22」では「新型コロナウイルスと飲酒運転」について、
呟きました。
 第94回の、「安全運転アドバイス29」「夏の安全運転1」について、呟きます。

◎ 「夏の安全運転1」

  今年は、多くの地域で梅雨入りが遅かったものの、梅雨明けは早くなりました。
  暑い夏がいつもより早くやってきて、全国の天気予報を聞いていると、各地で
 最高気温が40℃に達するという予報もあります。今年は例年以上に暑い夏の予感です。

  さて夏は、交通事故が意外に多く発生する季節です。
  今回は、夏の交通事故発生の原因と対策について、呟いてみたいと思います。

〇 猛暑による疲労の蓄積

  猛暑が連日続くと、体には知らず知らずのうちに疲労が蓄積されていきます。
  この対策には、水ものや冷たい物ばかり食べず、元気の出るものを食べて、
 よい睡眠を取ることでしょう。

  疲労と睡眠不足が蓄積されると、注意力が散漫となり、集中力、判断力も低下してきます。
  また車外が暑いときは、イライラ運転やボンヤリ運転に繋がります。

  このような時の運転中に、睡魔に襲われると大変なことになります。
  暑くて寝苦しい夜を、快適に眠る工夫をしましょう。そのためには、次のような
 用品を、上手に活用しましょう。

 ・ エアコンの上手な使用
   設定温度を下げ過ぎず、湿度を下げるようにし、タイマーを設定して使用しましょう。
   また、寝間着は長袖、長ズボンがお勧めです。

 ・  扇風機、サーキュレーターの使用
   どちらも似ていますが、扇風機は涼むもの、サーキュレーターは空気を遠くへ
  送るものです。どちらも、体に直接当てないようにして、上手に使用しましょう。

 ・  冷却枕、冷却シートの使用
   いろいろな商品があります。取り扱い説明書をよく読んで、気に入った物を
  使用してください。

 ・  除湿シートの使用
   いろいろな商品があります。取り扱い説明書をよく読んで、気に入った物を
  使用してください。

  他にも、いろいろな商品が販売されていますが、手軽にできるものとしては、
 ・ 水枕に水と氷を入れて使用する
 ・ 扇風機に濡れタオルを掛けて使用する
   (タオルが羽に絡まないよう、安全に固定してください。)
   凍ったペットボトル数本を枕元に置き、暑い時は飲むようにする
 等を、試してみてください。

  また、暑いからと窓を解放したまま就寝するのは危険です。防犯の為の対策も考え、
 施錠等をして安全に休みましょう。

〇 車対策
  車も猛暑の中では、車内温度が70℃を超えることもあると実験等で発表されています。
  そこで、夏の車対策を呟いてみたいと思います。

 ・ 車を駐車する時は、できるだけ屋根の下か日陰に置きましょう。
   屋根や日陰がないところでは、車用サンシェードでダッシュボード、ハンドル、
  シート等に日が当たらないようにしましょう。車用サンシェードがないときは、
  段ボール等でも構いません。

   日除け対策をしておかないと、ハンドル等は握れない程熱くなります。
   この時、ハンドル等を濡れタオルで拭いてあげると、効果があります。
   また、チャイルドシートやシートベルトの金具も拭いて、冷やしてあげましょう。
   特に、お子さんが火傷しないように、気を付けましょう。

 ・ 運転開始前に
   エンジンを掛けたら、窓を開けエアコンは、しばらく外気導入にし、車内の熱気を
  出しましょう。その後、内気循環にするのが効果的です。

 ・ バッテリー
   夏はエアコンの使用で、バッテリーが上がりやすくなります。エアコンは設定温度を
  下げ過ぎず、スマホの充電等での電気の使用は避け、ガソリンスタンドやディーラー等で、
  バッテリー液の点検を受けましょう。

 ・ タイヤの空気圧
   車のタイヤも熱くなります。ガソリンスタンドやディーラー等で、空気圧の点検を
  受けましょう。

 ・ 危険物等を室内に置かない
   フロントガラス等に、アクセサリーを下げる吸盤は、凸レンズの役目をして、
  発火のおそれがあります。ハンドル等を冷やす冷却スプレー缶やライターは、
 日の当たる所では破裂の危険があります。

   発火や破裂のおそれがあるものは、車室内に置かないようにしましょう。
   危険物ではありませんが、飴やチョコレート類は溶けて、シート等に付着すると、
  後始末に困ることがあります。

 それでは、第94回はこのへんで、次回をお楽しみに!   (緑 一郎)