社内コミュニケーションがうまくいく《ほっとひと息ヒント集 Vol.1》

「あいさつ」が伝えてくれるもの

新しくブログ担当の仲間入りをいたしました、組織構築マネージャーの柴村馨です。

心理学をベースとしたコミュニケーションのヒントをお伝えしてまいります。
よろしくお願いいたします!

「あいさつはコミュニケーションの基本!」
幼い頃から繰り返し教えられてきたことでしょう。
きちんとしたあいさつができないと社会人として恥ずかしい。
そんな思いであいさつの度に緊張する方も少なくないようです。

あいさつには「礼儀・マナーとしての形」もありますが、
何より大切なのはコミュニケーションの始まりとしての役割です。

「私はあなたの存在に気づいていますよ。
そして、コミュニケーションを取る準備ができていますよ」

このメッセージを伝えるのがあいさつの役割なのです。
ですから、相手の存在に気づいた側からあいさつをしますね。

この「あなたの存在に気づいています」をお知らせするのは、
相手の存在を尊重している、大切に思っていることの表れです。
気づいているのにあいさつがないと、
存在を軽視されたような悲しい気持ちになります。

あいさつが伝えてくれるのは、
相手の存在を大切に思うという
あなたが持っている倫理観、なのです。

「おはよう!」「どうも!」「あ~!」
こうして相手の存在への気づきを伝えること。
これが形よりも大切なあいさつの役割です。

(柴村 馨)