安全運転アドバイス22 《緑 一郎つぶやきシリーズVol.84》

 緑 一郎のページへようこそ!

 このページは、(株)安全会議が提供する、安全運転への呟きアドバイスです。
 
 ここでは、私の安全運転への“つぶやき”から、これは“ゲット”と思った
「とっておき情報」や「これはいいね情報」を、あなたのポケットに入れて
いただき、これから運転する時に、ポケットの中を思い出して、交通事故から
ご自分やまわりの方々を守ることができれば、それは私にも「最高の幸せ」
いう思いから、“つぶやき”シリーズのページで呟くことにしました。

 第84回は、『緑 一郎“つぶやき”シリーズ「安全運転アドバイス22」』です。
 第83回の、「安全運転アドバイス21」は緊急自動車接近時の一時停止」
について、呟きました。
 第84回の、「安全運転アドバイス22」一時停止標識のある住宅街T
交差点の通過」
について、呟きます。

〇 「一時停止標識のある住宅街T字路交差点の通過

<住宅街T字路交差点の状況>

 住宅街のT字路は、各地の住宅街でもよく見かけるT字路交差点のことです。
 想像してみてください。

 センターラインはなく、両側に路側帯がある舗装道路が、東西に走っています(以後、
東西道路と言います)。東西道路に対し、センターラインはなく、両側に路側帯がある
舗装道路が、南方から北に向って接して(以後、南北道路と言います)、T字となる交差点が
できています。

 東西道路と南北道路が接した、T字路交差点南側には、一時停止の道路標識が立っており、
さらに交差点のすぐ近くには停止線があり、南北道路が接した交差点北側には、東西が写る
ダブルカーブミラーが設置されています。

 交差点周辺は住宅地で、道路沿いに家屋や塀が立ち並び、T字路交差点での左右の見通しは
よくありません。
 交通量は、多くはありませんが、近くにはスーパーや小学校があり、抜け道となっています。
 時刻は、午後4時過ぎです。

字路交差点を安全に通過するには>

 あなたは今、南方から北ヘ進んできて、字路交差点を左折し、
西へ進みたいと思っています。
 一時停止して、安全に左折進行するには、何に気を付けてどの様に進むことが、
より安全運転となるでしょう。

 

<危険予測をしよう>

 このT字路交差点を、安全に通過する為に、危険予測をしましょう。

 ・ まず、交通事故(人身事故)の約55%は、交差点及びその付近で発生
  していることを思い出しましょう。
   交差点及びその付近を、安全に通過することが、交通事故防止に大事な事と
  なるでしょう。

 ・ T字路交差点は、最も交差道路の少ない交差点ですが、交差点を通行するのは、
  自分一人ではありません。各方向から交差点を目指して、直進・右折・左折して
  進入してきます。

 ・ 交差点に進入してくるのは、四輪車・自動二輪車・原付・自転車・歩行者など
  です。これらの人々は、必ずしも交通ルール通りに動くとは限りません。また、
  安全確認を十分していなかったり、ルールをよく知らない人がいるかもしれません。

 ・ T字路交差点を、南から西へ左折しようとする時、一時停止標識を確認して、
  停止線で一時停止するだけで、交通事故は防げるでしょうか。停止線に近づいた時、
  西から南へ又は東から南へ、十分速度を落とさず右左折してくる車両等がいる
  かもしれないと予測しましょう。

 ・ 東西から南へ十分速度を落とさず、右左折してくる車両等への対策

   T字路交差点の、30M手前では左折の方向指示器を、早く確実に点灯しましょう。
   (多くの車両の、点灯するタイミングが遅いのを皆さんもお気付きでしょう。)
   (カーブミラーに写るウインカーの点滅に、相手も早く気付くでしょう。)
   カーブミラーで、東西から近づく車両等を早く発見しましょう。

   朝・夕は、車の影が長くなります。相手の発見に利用しましょう。
   一時停止線に近づくときは、急に右左折する車両等が来るかもしれないと予測し、
  停止線の手前で十分スピードを落とし、急に曲がってくる右左折車がいたら、
  すぐに停止できる速度で進行しましょう。
   急な右左折車に、危険を感じたら警音器を鳴らせるよう構えましょう。
   自転車は、音もなく速いスピードで曲がってきます。また、交通量の少ない道路では、
  右側通行する自転車を見かけることがあります。右側通行して右折する自転車が来るかも
  しれません。

 ・ 一時停止、左右の安全確認をして左折しようとする角に注意

  停止線に到達したら、確実に停止し首を振って、左右の安全確認をしましょう。
  左右がよく見えないときは、左右の確認をしながら、徐々に前進しましょう。
  (芋虫が前進するイメージを思い出してください。)

  左右を確認する時は、カーブミラーも確認しましょう。
  カーブミラーには、右左折先の写らない部分があります。
  ミラーが風や車との接触で、向きが変わっていることもあります。

  左折する時は、路面にも注意して、ゆっくりと曲がりましょう。
  特に、左折する角っこ付近に注意しましょう。落下物や子供、立ち話をしている人が
 いるかもしれません。左折する時は、危険物を早く発見しようとする目で見ていないと、
 アッと思ってからでは間に合いません。

<T字路交差点の安全な通過には>

 ・ 安全運転に集中しましょう。

   ハンズフリーで話しながらの運転は、細部への安全確認がおろそかになりがちです。
   同乗者とのお話も、話が盛り上がると、注意力が散漫になるかもしれません。

   運転中は、安全運転することに集中しましょう。
   交差点と交差点付近は、T字路交差点に限らず事故多発場所であることを思い出して、
  危険予測をして安全運転に集中しましょう。

それでは、第84回はこのへんで、次回をお楽しみに!    (緑 一郎)