安全運転アドバイス7 《緑 一郎つぶやきシリーズVol.65》
緑 一郎のページへようこそ!

このページは、(株)安全会議が提供する、安全運転への呟きアドバイスです。
ここでは、私の安全運転への“つぶやき”から、これは“ゲット”と思った
「とっておき情報」や「これはいいね情報」を、あなたのポケットに入れて
いただき、これから運転する時に、ポケットの中を思い出して、交通事故から
ご自分やまわりの方々を守ることができれば、それは私にも「最高の幸せ」と
いう思いから、“つぶやき”シリーズのページで呟くことにしました。・
第65回は、『緑 一郎“つぶやき”シリーズ「安全運転アドバイス7」』です。
第64回は、「安全運転アドバイス6・よくある危険」について、呟きました。
第65回の、「安全運転アドバイス7」も「よくある危険」について、呟きます。
〇 「よくある危険」
「よくある危険」とは、日常生活の身近な場所でよく遭遇する、危険な状況の
ことです。今回もこの危険への対処について、呟きたいと思います。
「よくある危険」は、このような状況に出会ったら、こんな展開になるかも
知れない、と日頃から予想し、どのように対応すればよいかを考えておくことが
大事です。そうすることで、もしも「よくある危険」に出会った時には、慌てず
冷静に行動し、交通事故を回避していただきたいと思います。
〇 住宅等建設現場付近の危険
今回は、住宅街や市街地で見かける、住宅等建設現場付近の危険について
呟きます。
最近、私の住んでいる住宅街では、一軒家があった場所を、二軒または三軒
もしくは五軒に分割して住宅建設をしている場所や、高低差のある雑木林を
造成してマンション建設をしている等の場所があります。
一軒あった場所に、一軒より数軒に分割した方が、また高低差のある雑木林も
これを上手く利用することによって、利益率が良くなるのだろうと、勝手に
想像しながら、よくそばを散歩しています。
皆さんの地域でも、住宅等を建設しているような場所があると思います。
そこを通行していて、「あっ、これは危ない。」と思ったことはありませんか。
よく観察すると、いろいろと気付く事があるかもしれません。

それでは、私の経験等から気付いたことを、呟きます。
〇 過去に経験した危険な思い出
● 私が車を運転中、住宅等の建設現場付近に差し掛かった時、その道路は
センターラインはなく、車同士のすれ違いはできる程度の道幅でした。
進行方向の前方には、トラックが駐車して、荷物を降ろしていました。
交通整理員等の配置はありませんでした。
私は、前方から対向車が来てないことを確認して、トラックの右横を
通過することにしました。
ちょうど、トラックの横に差し掛かった時でした。「ドーン」と音がして、
ボンネットの上に何かが落ちて、さらに道路へ落下しました。
私は、びっくりして、すぐに車を停止しました。
車から降りてみると、ボンネットの横には、荷物運搬用の一輪車が
転がっていました。トラックの上にいた作業員等はすぐに降りてきて、
トラックの荷台から、一輪車を落としたことを説明して謝罪しました。
幸いにも、私に怪我はなく、フロントガラスやライト等は割れません
でしたが、ボンネットが凹んで傷がついていました。
当然、警察には届出をして、修理をして頂きました。

● 上の方から、一輪車が落ちてくるとは、私は予想していませんでした。
しかし、過去の事例を振り返ると、工事中のビルから鉄パイプが落下
したり、外壁が落下して死傷者が発生した記憶は、どなたも持っていると
思います。
一輪車が落ちてくる前、私はトラックの上の作業員の行動まで、確認
していませんでした。もう一瞬早く、前に進んでいたら、私に一輪車の
パイプが直撃していたかも知れないと思うと、後からゾッとしました。
ところで、この事案は交通事故でしょうか。
道路交通法第67条2項では、「車両等の交通による人の死傷もしくは
物の損壊」を「交通事故」という。と定めています。
では、この事案は「車両等の交通が原因」でしょうか、それとも
作業員の作業中の過失による「事故」でしょうか。
答えは、後者になるでしょう。いずれにしても道路通行中に、
このような事故に巻き込まれたくはありませんね。
路上に止まっているトラック等周辺で、作業をしている様子があれば、
何をしているのか、チラッと見て、危険であれば停止し、安全を確認して
進行しましょう。また、交通整理員等を配置願いたいですね。
万一、「事故」に遭遇した時は、負傷者の救護、次に警察へ届けましょう。
足場を組んで、工事しているような場所には、できるだけ近づかない方が
賢明ですね。

では、第65回はこのへんで、次回をお楽しみに! (緑 一郎)