安全運転アドバイス1 《緑 一郎つぶやきシリーズVol.59》

 緑 一郎のページへようこそ!

 このページは、(株)イエス,アンドが提供する、安全運転への呟きアドバイスです。
 
 ここでは、私の安全運転への“つぶやき”から、これは“ゲット”と思った
「とっておき情報」や「これはいいね情報」を、あなたのポケットに入れて
いただき、これから運転する時に、ポケットの中を思い出して、交通事故から
ご自分やまわりの方々を守ることができれば、それは私にも「最高の幸せ」
いう思いから、“つぶやき”シリーズのページで呟くことにしました。・

 第59回は、『緑 一郎“つぶやき”シリーズ「安全運転アドバイス1」』です。
 第58回は、「2度目の飲酒運転」について、呟きました。
 第59回は、「安全運転アドバイス」について、呟きます。

〇 一通のメール

  2月最後の土曜日の午後、私のゴルフの師匠であり、人生の先輩として尊敬
 しているK氏から、一通のメールが久し振りに届きました。
  今年の冬は寒い日が多く、あまりゴルフの練習ができなかったので、お叱り
 のメールではないかとおそるおそる開いてみました。

  内容は、
  「最近、体を動かしていますか。調子はいかがですか。」
 とあります。

  やっぱり来た来た、と思うと次には意外にも
  「実は今日、大型スーパーの駐車場で駐車しようとバックしていて、駐車して
 いる車に衝突してしまいました。」

  「ドンと音がして、自分はすぐに停車しました。」
  「車を、空いていた場所に駐車しようと、右にハンドルを切りながらバック
 していたので、自分の車のバンパー右後角と、相手のバンパーのマフラーの上
 あたりが、衝突していました。」

  「私は、すぐに降りて、相手の方に平謝りで謝罪しました。」

  「この駐車位置には、“車輪止め”が設置されてなく白線のみで、左右に背中
 合わせに駐車するようになっており、横の車に接触しないようにばかりに気を
 取られていました。」

  「この駐車場を見渡すと、“車輪止め”が設置されているスペースと、設置
 されてないスペースがあり、“車輪止め”がある場所に駐車すればよかったと
 悔やまれますが、後の祭りで今後の教訓となりました。」

  「幸いにも、相手の方は大変優しい方で、傷もほとんど付いてない状況で
 した。相手の方からは「大したこともないので、大丈夫ですよ。これからは
 気を付けて下さい。」と言われ、お互いの住所、氏名をメモして別れました。」

  「この時、相手の方の電話番号は、聞き忘れていました。」
  「帰り着いて、何となく気がかりになり、メールした次第です。」
 とありました。

〇 K氏の不安

  K氏は長年、無事故無違反で過ごされ、交通事故当事者の経験も無く、
 安全運転をして来られた方です。
  今回の事故は、双方ともほとんど損害が無く、事故といえるのだろうか、
 という不安が最初にあったと思います。

  次に、相手の方があまりに優しい対応で、初対面であるのに「大丈夫です
 よ。」と言われ、相手の方が優しすぎるが故に、後から何か言ってくるのでは
 ないだろうか、という不安が二つ目でしょう。

  三つめは、事故であれば、警察に届けなければならないが、すぐに届けず
 家に帰り、相手とは既に別れてしまって連絡がつかないこと。

  いまさら、警察に届け出れば、
  「どうして、すぐに届け出なかったのか。」
  「相手は、どこに居るのか。」
  「相手に、連絡はつくのか。」
 等と言われるのではないか、という不安があったことと思います。

〇 K氏への連絡

  K氏のメールを見て、私はちょっとまずいと思い、すぐに携帯を手にして、
 K氏に発信しました。K氏には、

  「まだ、今日の今日だから大丈夫ですよ。今からすぐに、車で近くの交番に
 行き、「今日事故を起こしました。相手の方は「大丈夫」と言ったので別れて
 しまいましたが、後で何かあると困るので、届出に来ました。」

  「相手の住所、氏名は聞いています。車の写真は携帯で撮っています。」
 と言えば、受理してもらえますよ。少しでも早い方が良いですよ。」
 とK氏に、早く届出に行くよう勧めました。

  K氏は、「分かりました。今からすぐに、出かけます。」と言って届出に
 向いました。

  では、第59回はこのへんで、次回をお楽しみに!    (緑 一郎)