飲酒運転根絶14 《緑 一郎つぶやきシリーズVol.55》

 緑 一郎のページへようこそ!

 このページは、(株)イエス,アンドが提供する、安全運転への呟きアドバイスです。
 
 ここでは、私の安全運転への“つぶやき”から、これは“ゲット”と思った
「とっておき情報」や「これはいいね情報」を、あなたのポケットに入れて
いただき、これから運転する時に、ポケットの中を思い出して、交通事故から
ご自分やまわりの方々を守ることができれば、それは私にも「最高の幸せ」
いう思いから、“つぶやき”シリーズのページで呟くことにしました。・

 第55回は、『緑 一郎“つぶやき”シリーズ「飲酒運転根絶14」』です。

 第54回は、「危険運転致傷罪」について、呟きました。
 第55回は、「成人と飲酒」について、呟きます。

 「成人の日」のある1月が来ました。
 今回は「成人と飲酒」について呟いてみたいと思います。

〇 今年の「成人の日」

  「成人の日」のテレビニュースを見ていると、今年の「成人の日」は、
 いつもとは様変わりの様子となりました。

  東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県においては、政府から「新型コロナ
 ウイルス感染症緊急事態宣言」が発令され、また他の府県からも発令要請が

 され、さらに日本海側では、数年振りの記録的大雪になるなど、異例の
 「成人の日」の放送がされていました。

 

〇 全国の「成人式」の様子

  新型コロナウイルス対策の例としては、
  “屋外のラグビー場で開催し、ノーベル賞受賞の山中伸弥教授等のメッセ
  /ージを放映した”
  “会場での開催を断念しYouTubeによるライブ配信のみとした”
  “「成人式」の会場を増やし、さらに複数回に分散開催した”
  “西村経済再生担当大臣がツイッターで、同級生との食事を控えるなどの
  /感染拡大防止を呼びかけた”

  大雪対策としては、
  “「成人式」を、大雪のため中止や延期した”
  “大雪の中でも、「成人式」を実施した”

 等が報道されていましたが、例年耳にする
  “酒の回し飲みなどをして、暴れる新成人”
  “新成人の女性を、酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕、基準値の5倍検出”
 等の残念なニュースもありました。

 

〇 「成人」とは、

  現在の法律では、
  民法第4条に、「年齢二十歳をもって、成年とする。」
  未成年者飲酒禁止法第1条に、「満二十年に至らさる者は酒類を飲用する
 ことを得す」
 とあります。
 ※ 令和4年4月1日から民法上の成人年齢は、二十歳から十八歳に引き
  下げられます。ただし、飲酒や喫煙、公営競技の投票券購入等は二十歳の
  ままとなります。

  国語辞典によると、「成年」とは、「物の考え方やからだが十分に発達し、
 一人前の社会人としての能力が備わるものと認められる年齢」とあり、「成人」
 とは、「[法律上の権利・義務などの観点から見て]社会の一員とされるおとな
 [となること]。」とあります。

  「成人になる」ということは、「一人前の社会人として、物事や権利・義務
 を正しく判断し行動できる社会の一員になった」ということでしょう。
  是非、期待に応える「成人」になってほしいと思います。

 

〇 未成年者の「飲酒」

  「満二十年に至らさる者は酒類を飲用することを得す」とは、
  「二十歳になったら、どんどん飲め」ではありません。

  法が、二十歳と定めているのは、法制定当時の国内の情勢や諸外国の状況
 等と比較検討して、日本は二十歳にしようと、一応の線引きをしたのです。

  未成年者が飲酒すると、発達中の心身に悪影響を与えます。それは、21
 歳でも23歳でも飲まない方が良いのです。

  特に、勉強やスポーツで鍛錬している時、音楽や絵画などの技術を研鑽
 している時等には、成長している体に影響が出ます。

  飲酒についても、「一人前の社会人として、義務と責任」があります。

 

  お酒を飲むと、
 「脳のマヒ(これが酔い)が進行し、自己コントロールが低下します。」
  その結果、事件・事故を起こしたり、事件・事故に巻き込まれるリスクが
 高くなり、取り返しのつかない事となると大変です。

  そのようなことにならないためには、肝臓の酵素の働きにより
    ぜんぜん飲めない人
    ホントは飲めない人
    飲みすぎ注意の人
  の、どれに自分が該当するのかを知っておくことも大事です。
   酔いは飲むほどに、後から回ってきます。

   人生は、成人してから楽しい事が努力次第でやってきますよ。

 《参考文献》
   新明解国語辞典
   特定非営利活動法人ASK(「お酒に関するQ&A」)

  では、第55回はこのへんで、次回をお楽しみに!    (緑 一郎)