飲酒運転根絶9 《緑 一郎つぶやきシリーズVol.40》

 緑 一郎のページへようこそ!

 このページは、(株)イエス,アンドが提供する、安全運転への呟きアドバイスです。

 
 ここでは、私の安全運転への“つぶやき”から、これは“ゲット”と思った

「とっておき情報」「これはいいね情報」を、あなたのポケットに入れていただき、

これから運転する時に、ポケットの中を思い出して、

交通事故からご自分やまわりの方々を守ることができれば、

それは私にも「最高の幸せ」という思いから、

“つぶやき”シリーズのページで呟くことにしました。

 
 第40回は、『緑 一郎“つぶやき”シリーズ「飲酒運転根絶9」』です。

 前回の「飲酒運転根絶8」では、飲酒運転をした時の「組織内責任(社内責任)」
について呟きました。
 今回の「飲酒運転根絶9」では、飲酒運転をしたり飲酒運転をして交通事故を
起こした時の、社会的責任(地域責任、学校内責任、家庭内責任等)について、呟きたいと
思います。

 

◎ 社会的責任

  社会的責任という、法律や規則がある訳ではありません。
  私達は、長年、社会集団の中で生活しています。その中で、慣習やルール、
 道徳、倫理さらに社会規範等を考え出してきました。私達は、それぞれが安全で
 安心な行動を期待されています。そして、平和な社会生活が営まれるよう、
 社会的責任を持って努力しています。

  飲酒運転は、この平和な社会生活を乱すこととなり、社会的責任に反する
 行為として、強く非難されます。

○ 家庭内責任

  社会的責任を問われる場合、一番小さな社会集団は家庭でしょう。
  独身者でも、両親や兄弟姉妹がいるかもしれません。
  家庭を築き、父・母になっている方には、さらにお子さんや家族を扶養する
 義務があり、家庭からは自分たちを支えてもらう大きな期待があります。

  しかし飲酒運転をすることで、平和な家庭生活は簡単に壊れてしまいます。

 

○ 学校内責任

  学校も高校より先は、成人と未成年者が混在しています。
  ここでよく耳にするのが、新入生歓迎会等での急性アルコール中毒の事故です。
  これは、短時間に多量飲酒することで、血液中のアルコール濃度が急激に
 高くなり、意識喪失となって死に至ります。
  意識喪失者を放置し、死亡させたケースはたくさんあります。
  未成年者や飲酒経験のない人に、多量飲酒をさせてはいけません。
  さらに意識喪失者には、救急車を呼ぶ、病院に運ぶ等の早期手当てが必要です。
  放置し死亡させると、刑法の保護責任者遺棄致死罪(3年以上20年以下の懲役)
 が成立します。

  大学生等の飲酒運転も、よく新聞・テレビで目にします。
  学校には、校則があります。せっかく努力して、入学金を納めて入った学校を、
 飲酒運転で退学することになるかもしれません。軽い気持ちでした飲酒運転で
 これからの人生の設計を崩しますか。家族には、何と報告しますか。

 

○ 地域責任

  飲酒運転や飲酒運転事故等で逮捕されると、氏名や住所がマスコミで報道
 されます。
  町内会やマンション管理組合等で役員をしたり、逆にお世話になったりする
 ことは、日常よく見受られます。
  子供の出産、入学、成人式、結婚、シルバー手帳、介護、葬儀等、地域と
 無縁で生活することは、まずあり得ないことでしょう。
  飲酒運転等で、マスコミに名前が載って、地域の方々との信頼関係が保て
 ますか。地域の方々が、喜んでくれますか。

  地域のリーダーの方々、教員、警察官、県市町村の職員、議員、市町村長、
 知事、国会議員、大臣等その職務上の権限や発言に影響力のある方ほど、地域の
 皆さんに与える信頼関係の影響は、大きなものがあり、継続的な活動は困難に
 なるでしょう。

  先人の知恵と、努力の積み重ねで築いてきた地域社会を、飲酒運転で壊さないで
 下さい。

 《参考文献》
  点数制度の実務 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
  新明解国語辞典第七版

 では、第40回はこのへんで、次回をお楽しみに!
                               (緑 一郎)