チャレンジ講習3 《緑 一郎つぶやきシリーズVol.27》
緑 一郎のページへようこそ!

このページは、(株)イエス,アンドが提供する、安全運転への呟きアドバイスです。
ここでは、私の安全運転への“つぶやき”から、これは“ゲット”と思った
「とっておき情報」や「これはいいね情報」を、あなたのポケットに入れていただき、
これから運転する時に、ポケットの中を思い出して、
交通事故からご自分やまわりの方々を守ることができれば、
それは私にも「最高の幸せ」という思いから、
“つぶやき”シリーズのページで呟くことにしました。
第27回は、『緑 一郎“つぶやき”シリーズ「チャレンジ講習3」』です。
◎ 実車走行
○ まず一般課題です。
警察庁が示している「チャレンジ講習実車走行実施基準」では、
・ 周回コース及び幹線コースの走行
・ 交差点の通行
・ 横断歩道の通行
・ 曲線(S字)コースの通過
・ 屈曲(クランク)コースの通過
・ 方向転換
と定められています。
○ スタート
講習指導員の運転による模範走行が終わり、発着点に停止すると、
エンジンを切り「それでは、降車して始めてください。」と指示され、
助手席から降りました。
運転席の横に立つと、「よし、これから始めるぞ。」と自分に言い
聞かせ、講習車両前後の安全を目視確認して、「前方よし、後方よし。」
と大きく声を出し、もう一度後方を確認してドアを開け、車両に乗り込み
ました。
車両に乗り込むと、シートベルトを着用、シート位置の調整、ミラーの
調整等をまず行いました。エンジンをかけてギアをドライブに入れ、
右方向指示器を点灯、左右後方の目視確認をして、ハンドルをゆっくり右に
回しながらスタートしました。
5メートル位進んだ時、講習指導員から「サイドブレーキを下ろして
ください。」と指示されました。
「しまった!もうやってしまった。減点かな。昨日、自宅で実車走行を
シミュレーションした時は、サイドブレーキは確実に下ろしたのに。落ち着け!」
と自分に言い聞かせ、停止してサイドブレーキを下ろし、スタートをやり直し
ました。
「自分では、落ち着いているつもりでも、やはりどこか緊張していたのだな。
もうミスは一つもしないよう、早めの操作を心掛けよう。」と心に誓い、
コースを進みました。
○ 周回コースへ合流
周回コースへ左折合流するため、30メートル手前から左折の方向指示器を
点灯し、右方向・左後方の安全確認をして、左折合流しました。周回コースでは、
規制速度の40キロメートルまで出して走行しました。
次は、右カーブです。カーブ手前でしっかり減速しました。カーブを曲がり
終えると、すぐ第二車線に進路変更です。3秒以上前に右方向指示器を点灯して、
右後方をミラーと目視で確認、進路変更すると次は三叉路を右折です。
右方向指示器は、点灯したまま右折しました。
○ 横断歩道のある信号交差点通行とS字コース通過
周回コースを右折すると、横断歩道のある信号交差点通行です。
青色信号は、いつ黄色信号になるか分かりません。停止線手前で黄色信号に
なると、停止位置をこえて進行してはいけません。進行すると信号無視です。
信号無視は当然「チャレンジ講習は中止です。発着点に戻ってください。」と
指示が出るだろうな、との思いが過ぎります。
信号灯火は赤色でした。「良かった。一旦、信号停止して青色信号で通行できる。」
少し気持ちに余裕ができました。青色信号になって、交差点の手前と先にある
横断歩道の横断歩行者の有無を確認して通行しました。
次は、S字コースです。早めに、左折の方向指示器を点灯し、左折でS字コースに
入ります。左後輪の脱輪に注意し、右前輪をコースの右端に沿うようにゆっくりS字
コースを回ります。ゆっくり回ることで、タイヤの位置が把握しやすく、ハンドルの
コントロールも容易になります。S字コースの出口を右折して、周回コースに入りました。
○ クランクコースの通過
周回コースを四分の一走行して右折、幹線コースを直進して横断歩道のある
信号交差点を左右確認して青信号で通過(よかった。)、ここで左折の方向指示器を
点灯し、次はクランクに左折で入りました。
クランク状の道路は、通常の道路では見当たらず、運転する機会はなかなか
ありません。S字コース同様、右前輪をコースの右端に沿うようにゆっくり
進みました。
ところが左後輪の脱輪を気にするあまり、前に進み過ぎました。クランクに入って、
最初の角を左に曲がるのに、前方にあるポールとの目測を誤り、ハンドルを左に回す
のが遅れてしまいました。速度は1~2キロまで落し、ハンドルは左に一杯回したまま、
ブレーキに足を乗せて本当にゆっくり進みますが、ボンネットが左に切れません。
前方のポールが、目測40センチ、30センチ、20センチと迫ります。
「ポールに当たるな。当たるな。」と祈りながら、ハンドルは力一杯左に回したまま、
もう芋虫の速さです。
すると、ポールは動かないまま、ボンネットの右前角が左に抜けました。
最後は、ポールとバンパーの距離は、5センチあっただろうかとの感じでした。
(終わってから講習指導員が、「あの時、少しバックすれば楽に回れましたよ。
もし接触していたら、即講習中止になっていました。」とアドバイスされました。)
冷静に考えると、そのとおりです。やはり緊張と言う魔物が、うろついている
ようです。無意識に力が入っていたのか、右手首、右膝が痛くなってきました。

では、第27回はこのへんで、次の第28回は、いよいよチャレンジ講習後半です。
どのような結果になるか、お楽しみに (緑 一郎)