実践:かもしれない運転4左折編 《緑 一郎つぶやきシリーズ vol.21》

緑 一郎のページへようこそ!

このページは、(株)イエス,アンドが提供する、安全運転への呟きアドバイスです。

ここでは、私の安全運転への“つぶやき”から、これは“ゲット”と思った

「とっておき情報」「これはいいね情報」を、あなたのポケットに入れていただき、

これから運転する時に、ポケットの中を思い出して、

交通事故からご自分やまわりの方々を守ることができれば、

それは私にも「最高の幸せ」という思いから、

“つぶやき”シリーズのページで呟くことにしました。

 
 第21回は、『緑 一郎“つぶやき”シリーズ「実践:かもしれない運転4左折編」』
について呟きます。

 「実践:かもしれない運転4左折編」は、左折時の注意点等についてです。

  

 「左折編」について呟くにあたり「vol.18」で呟いた『「右折編」の右折の方法』を
思い出してください。
 では、安全な左折はどうすれば良いのか、法律は次のように定めています。

 【道路交通法第34条 左折又は右折】では、左折について
 車両は、左折するときは、あらかじめその前からできる限り道路の左側端に
寄り、かつ、できる限り道路の左側端に沿って(道路標識等により通行すべき
部分が指定されているときは、その指定された部分を通行して)徐行しなけれ
ばならない。
 と規定しています。
 【道路交通法施行令第21条 合図の時期及び方法】では、
 左折するとき。その行為をしようとする地点(交差点においてその行為をす
る場合にあっては、当該交差点の手前の側端)から30メートル手前の地点に
達したとき。・・・左側の方向指示器を操作すること。
 と規定しています。

○ 左側端への進路変更
  左折も右折と同じように、左折しようと思ったら、30メートル手前の
 もっと手前で、道路の左側端寄りに進路を変えるため、その行為をしようと
 する時の3秒以上前に左側の方向指示器を操作して、左後方等の安全確認をし、
 3秒経過後に安全に進路を変えましょう。

○ 二輪車(バイクや自転車)に注意
  この進路変更時に、一番注意しなければならないのが、後方から来るかも
 しれない二輪車です。
  二輪車は、後方の四輪車の陰に隠れていたり、脇道やコンビニ等から出て
 来て、いつの間にか後方に接近しているかもしれません。
  左折のため進路変更するときは、自車前後への注意力を、前方以上に後方
 へも配分するようにしましょう。
  左側端に寄ったら、左折合図を出したまま、左側端と自車の間に二輪車が
 入り込むスペースが出来ないよう、スピードを落としながら直進しましょう。

○ 巻込みに注意
  後方の二輪車に注意が大事なのは、巻込み事故防止のためです。
  特に、大きな自動車の場合、巻込み事故は即死亡事故に繋がります。
  しかも、二輪車の巻込みは大変悲惨な状況となり、言葉では表現できません。

○ 首(右)振りに注意
  交差点で左折する自動車を見ていると、左折直前にハンドルを急に右へ
 振り、左に戻して左折する自動車を見かけたことがありませんか。
  この首振り左折は、左折車の右側を通過している自動車と衝突の危険が
 あります。さらに、せっかく左側端に寄っているのに、右にハンドルを
 切ると、後方の二輪車が、「あれっ、直進するの?」と勘違いして、左側端
 との間に入ってきます。
  右に振らずに、しっかりハンドルを固定して直進してから左折するように、
 左折の度に意識しましょう。
  首振り左折をしてはいけません。

○ 左折時、一時停止する路線バス
  某路線バスは、交差点右左折時に必ず横断歩道直前で一時停止し、安全確認
 をしています。過去の、多くの教訓から全社で実施していると伺いました。
  歩行者や自転車の交通量の多い場所は、確認しても次々に来ます。夜間の
 無灯火自転車は、直前まで発見が困難です。良い事例は真似をして、積極的
 に事故防止に努めましょう。

○ 左折して横断歩道通過後の横断歩行者に注意
  左折時、横断歩道、自転車横断帯の安全確認をして横断歩道等を通過して
 も、「ほっ」として気を抜いてはいけません。
  「体力の衰えで、信号に間に合うように横断歩道まで遠回りできない高齢者」
 や「公園、コンビニ等から出てくる幼児」等が、左折先の信号停止車両の間
 から、乱横断(注1)してくるかもしれません。
  「かもしれない運転」を常に忘れないようにしましょう。

  (注1)乱横断とは、歩行者による信号無視や、横断歩道の無い場所を無理
 に横断する行為。

では、第21回はこのへんで、次回をお楽しみに        (緑 一郎)