だろう運転3 《緑 一郎つぶやきシリーズ Vol.16》
緑 一郎のページへようこそ!

このページは、(株)イエス,アンドが提供する、安全運転への呟きアドバイスです。
ここでは、私の安全運転への“つぶやき”から、これは“ゲット”と思った
「とっておき情報」や「これはいいね情報」を、あなたのポケットに入れていただき、
これから運転する時に、ポケットの中を思い出して、
交通事故からご自分やまわりの方々を守ることができれば、
それは私にも「最高の幸せ」という思いから、
“つぶやき”シリーズのページで呟くことにしました。
第16回は、『緑 一郎“つぶやき”シリーズ「だろう運転3」』について呟きます。
第15回の「だろう運転2」では、「だろう運転」などにより、
実際に発生した「事故類型別交通事故件数」や、
「「交通事故の被害・損失の経済的分析に関する調査報告書」の経済的損失額」についても
呟きました。

では、経済的に大きな損失を伴う交通事故の発生は、どのように推移しているのでしょうか。
警察庁の統計(人身事故)をチェックしてみました。
年 | 発生件数(件) | 指 数 | 備 考 |
平成16年中 | 952,720 | 100.0 | 発生件数が統計上過去最多 |
平成19年中 | 832,704 | 87.4 | 29年の10年前 |
平成29年中 | 472,165 | 49.6 |
警察庁の統計によると、統計上過去最多の発生件数となった平成16年以降、
発生件数は目を見張るように減少に転じています。
この要因を考えると、警察庁や国土交通省、文部科学省、総務省及びその外郭団体等々による
「4Eの原則」と言われる
・ 交通安全教育
・ 交通工学
・ 交通取締り
・ 交通環境
などの施策に、具体的な効果が出てきたものと思います。
さらに最近では、安全運転のためのサポートカー開発や搭載車の普及にも、
目を見張るものがあります。
たとえば、日本車の資料によると
・ 自動ブレーキ
・ 車線はみだしサポート
・ ハンドル操作サポート
・ 自動ハイビーム
・ 追従ドライブサポート
・ 踏み間違いサポートブレーキ
などが、交通事故減少に大きな効果を発揮しているようです。

では、「だろう運転」でもサポートカーに乗っていれば、交通事故は防げるのでしょうか。
そうはいきません。 サポートカーの安全装置の作動には、「それぞれに速度や対象物件、
道路状況、車両状況、天候等の条件によって作動しない場合があります。」となっています。
安全装置は安全運転を支援するためのものです。
道路や車両、気象状況等に配慮しない暴走運転を支援するものではありません。
もうお分かりですね。
安全運転のためには、「サポートカーの上手な活用」と常に「かもしれない運転」、
例えば
・ 相手が、止まらないかもしれない。
・ 相手が、急に止まるかもしれない。
・ 相手は、止まってくれないかもしれない。
・ 相手は、発車するかもしれない。(しないかもしれない。)
・ 相手が、止まらずに来るかもしれない。
・ 相手が、飛び出るかもしれない。
・ 相手が、横断するかもしれない。
・ 相手が、減速してくれないかもしれない。
・ 相手が、待っていてくれないかもしれない。
・ この速度で、曲がれないかもしれない。
・ 対向車との距離はあるが、先に行けないかもしれない。
・ この車間距離では、危ないかもしれない。
・ この速度なら、止まれないかもしれない。

等々の「かもしれない運転」と、
「サポートカーは機械(故障があるかもしれない)」であることも常に意識して、
安全運転に努めましょう。

では、第16回はこのへんで、次回をお楽しみに。
(緑 一郎)