だろう運転1 《緑 一郎つぶやきシリーズ Vol.14》
緑 一郎のページへようこそ!

このページは、(株)イエス,アンドが提供する、安全運転への呟きアドバイスです。
ここでは、私の安全運転への“つぶやき”から、これは“ゲット”と思った
「とっておき情報」や「これはいいね情報」を、あなたのポケットに入れていただき、
これから運転する時に、ポケットの中を思い出して、
交通事故からご自分やまわりの方々を守ることができれば、
それは私にも「最高の幸せ」という思いから、
“つぶやき”シリーズのページで呟くことにしました。
第14回は、『緑 一郎“つぶやき”シリーズ「だろう運転1」』について呟きます。
「だろう運転」とは、運転中、自分勝手に「大丈夫だろう」と楽観して先の事を予測し、
この先に「あるかもしれない」危険を無視、又はあえて考えない運転行動です。
事故に対する回避行動(減速、安全確認、身構え等)をしなかったり、遅らせることになり、
より大きな「事故」発生の危険があります。
では「だろう運転」とは、どのような先の事の予測なのでしょう。
その例には、次のようなものがあります。
・ 相手が、止まることはないだろう。
・ 相手が、急に止まることはないだろう。
・ 相手は、止まってくれるだろう。
・ 前車は、発車するだろう。
・ 相手が、止まらずに来ることはないだろう。
・ 相手が、飛び出ることはないだろう。
・ 相手が、横断することはないだろう。
・ 相手が、減速してくれるだろう。
・ 相手が、待っていてくれるだろう。
・ この程度の速度なら曲がれるだろう。
・ 対向車との距離は十分あるので、先に行けるだろう。
・ この程度の車間距離なら良いだろう。
・ この程度の速度なら止まれるだろう。

これらは、ほんの一例です。
では、「だろう運転」による交通事故は、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。
・ 前車が止まることは無いだろうと思い、車間距離を取らずに追従して追突した。
・ スピードを出し追従していたら、動物が飛出し前車が急停車して追突した。
・ 信号機の無い交差点で、左方車両が止まるだろうと思って、そのまま進行したら
出会い頭に衝突した。
・ 信号が青になったので、前車は発車するだろうとスピードを落とさず進行したら追突した。
・ 停車中のバスの右側を追い抜いたら、バスの前方から子供が飛び出して来た。
・ 信号機の無い横断歩道手前に親子連れがいて、車両が通過するまで待っているだろうと思い、
通過しようとしたら子供が飛び出した。
・ 中央線の無い狭い直線路で、対向車がスピードを落とすだろうと思い、そのまま進行したら
衝突した。
・ 脇道から渋滞の列に割り込もうと手を挙げ進行したが、右方車両が待ってくれず衝突した。
・ 前方のカーブは、この速度なら曲がれるだろうとスピードを落とさず進行したら、
ガードレールに衝突した。
・ 対向車との距離は十分あるので、先に右折できるだろう。対向車も譲ってくれるだろうと
思い右折したら衝突した。

どうして衝突したのでしょう、どうすれば良いのでしょうか。
あなたにも、ヒヤリ・ハットの経験や心当たりがありませんか。
「だろう運転」による交通事故を防ぐため、次回もいろいろ考えてみたいと思います。

それでは、第14回はこのへんで、次回をお楽しみに。
(緑 一郎)