あなたが不安全行動をしていても
あなたが不安全行動をしていても
見知らぬ誰かが気づいて、見守ってくれている。
自分では真っ直ぐに走っているつもりでも
いつのまにかフラフラ~っと
アヤシイ運転になっていたりしているかも?しれません。
前方のクルマがフラフラ~っと、
アヤシイ動きをしているとき、
何をしているのかな、と気になって
複数車線で隣に並んだときにチラッと見てみると、、、
横目で紙面か何かを見ていたり、
ハンバーガーを片手に持って食べていたり、
ひげ剃りシェーバーしていたり。
先日、びっくりしたのは、幕の内弁当を食べながら運転しているツワモノが、、、。

20年ほど前のこと。
夜遅くに運転をしていたら、
前方のクルマがふらり、ふらりと右に左に寄りながら、やや低速で走行していました。
片側3車線の道路で、怖いな、と感じたので、追い抜いて、距離を取り
ルームミラーで、随分、距離が離れたと安心していました。
右折のために、右折のレーンへと入り、右折待ちをしていると、後部にドスン。
ルームミラーを見ると、さっきのフラフラ運転のオジさん。

事故処理をしていて、状況を保険の担当さんに伝えると
「そんな変な動きをしているクルマの前に出たあなたも悪い。
自分で自分を守る運転をしなきゃ。
アヤシイ動きをしているものは、・視界に入れておいて、見守っておく。
それを追い抜いて、後ろからアヤシイ動きで追随される方が、よほど怖いでしょ。」
はー、そんな論法?と、
当時は、その説明を受け入れられませんでしたが、
自分が「安全」の仕事に就いてから
防衛運転を考えるうえで、確かに、と納得したものです。
不安全な行動をしているひとにその自覚がなく、
フラフラふわふわしていても
無事に一日を終えて、ただいまと家に帰れるのは
周囲の見知らぬ人々が見守って、
そっと、よけてくれているからかもしれません。
(森川 美希)