やるのは自分
息をするように
今、ここの安全を確認する。
そして、このあと
起きるかもしれない危険を想定し
自分が痛いことに遭わないような
行動を選び取り続ける。

リビングから立ち上がって
キッチンへ行くときも
足元のコードや置きっ放しの雑誌、
丸くなっている猫を踏まないように、
家を出て、車に乗って
出かけるときも
ひとや自転車が多い生活道路で
飛び出しやふらつきに接触しないように
会社を出て、お得意先へ
伺うときも
コンビニやファストフード店の出入りや
突然の進路変更のクルマやバイクに
衝突しないように
いつも同じ感覚で
安全を、空気の中に溶け込ませ
選択し続ける。
そうすることで
スムーズに、何事もなく、
一日が終わっていく。

今日も、ただいま、と言えること。
とても、有り難いこと。
(森川 美希)