聴く姿勢

なんとなく社内の雰囲気が堅苦しい。

なんだか社員が元気がないように感じる。

社員同士があまり話をしていないようだ。

こんなお話を聞くことが度々あります。

管理者の皆さまは
社員のみんなに
元気に明るく、活発に
やり取りをして欲しいと思っています。

そして、どんどん管理者に対して
意見も出して欲しいと思っているのです。

会話がない訳ではないのですが
なんとなく、うまくいってる感じが持てない
ということなんですね。

ここを改善していくには
実は、管理者の皆さまの「きくチカラ」が
大きく関わってきます。

「きく」には、
聞く・訊く・聴く
と、3つのきくがあります。

この3つのきくチカラを、シーンに合わせて
使い分けていきます。

ただ聞こえてくるときは、聞く。
受け身の状態です。
何でも熱心にきくと疲れてしまいます。

不明な点をたずねるときは、訊く。
能動的に訊ねて、不明点を明確にします。

そして、大切な話を把握するときは、聴く。
能動的に、相手の方の想い、考えを
耳を傾け、目と心を向けて、聴きます。

聴く態度・姿勢をしているひとが居ると
そこまで話すつもりじゃなかったのに
話しすぎるほど、話してしまう。

身体を向けて
目を見て
穏やかな表情で
お話を聴きます。

管理者が社員の皆さんの想い、考えを聴けて
現状を把握し、必要な行動へと移したとき
社内の雰囲気は変わり始めます。

熱心な管理者の皆さま、もしかしたら
社員の方々のお話を
聞いている”つもり”で
聴いていないかもしれません。

ちょっとだけ忙しい手を止めて
社員の皆さんのお話を聴いてみませんか。

ラジオ二度呼んで頂きました】

(森川 美希)