【Vol.21】イエス,アンドは誰の味方? 現場、管理者そして企業の味方です!
安全・組織コンサルタント、
株式会社イエス,アンドの代表、森川美希が、
全国を駆け回って「安全」と、「安心な笑顔」をお届けする1週間!
『週刊・緑のアイツ』Vol.21をお届けです!

こんばんは!
合言葉は、『今日もご安全に!』
あなたに、自然と安全を守ってしまう行動力をインストール!
「2018年、やっと新年の雰囲気が消えて、日常の雰囲気になってきました」
「そうですね。今年も変わらず『安全』のテーマで、たくさん語っていきましょうね」
「『安全』って、水や空気みたいに、あって当たり前のものですよね。伝える難しさをいつも感じるのですが…」
「やはり、リアリティを持って『安全』について考える人というのは、なかなかいませんね。でも、だからこそ、つねに伝え続ける、発信を続けることが大事なんだと信じています。まずは知ってもらって、興味を持ってほしいんです」
「あ、今週のコラム【興味を持たせる】ですね!」
「はい。まずは、知ってもらう、興味を持ってもらうように、コミュニケーションを続ける。そこから、少しでも、ご自身の企業、営業所や現場を振り返ってくれる人がいて欲しいですね」
「少しでもわかりやすく、共通の話題を提供できるよう、いろんな切り口で安全をご紹介していきます! では今週も…」
「はい。まずは今週の動きから、ご紹介していきますね」
良いディスカッションのあとは、皆さんの笑顔が輝いています。
「名古屋の企業で行った研修、大成功のようでしたね!」
「はい。まずはサポート側の事前の意見の共有で、トライアルの場を持ったのがこちらですね。サポートの方々も、とても盛り上がっていました」

「ドライバーズ安全全体会議…。当日は、ドライバーの方たちが研修を受けられる場だったのですか?」
「研修のように見えますが、会議なんです。日頃のミーティングには慣れてこられましたが、会議をしない方は、退屈な受け身の授業形式での会社からの情報共有、指示がメインの会議だと、記憶にも残りにくいですよね。ペンや付箋に意見を書き、動いて、語り合って、お互いの意見を見て聞いて…。五感を使って、皆さんが伸び伸びとご自分たちで会議し、今年の方向性を示してくださいました」
「こちらは当日の様子ですね。付箋がいっぱい。皆さん熱心に、話をしいらっしゃいます!」
「本当に、皆さんがイキイキとした表情で語り合い、意見を発表して盛り上がった2時間半でした。皆さんの記憶に残り、日常に活かされる内容だったと思います」

「ワークショップを学ぶ時にも仰っていましたが、ただ学ぶのではなく、研修は日常に落とし込んでこそ効果がある…」
「はい、もちろんです。形式どおりに、決まった回数座学講習をするだけでは、『安全』にはなりません。参加者の方たちが、いかに『自分のこと』だと感じてくれるかが大事ですね。こうして、会議やミーティングもアクティブに考える場にしてしまうのもいいですね。センター長さんのアイデアなんですよ」
「こうして身体と口と、頭を使って参加したら、ただ座って聞くよりずっと記憶に残りますね」
「もちろん、こういう形での形式が難しい会場もあります。それでも、会場と、講師との双方向のやりとりで、参加形式をとることは可能です。どんな講習・研修を担当しても、少しでも興味を持ってもらって、笑顔で帰ってほしいと思います」
「イエス,アンドに外部研修を依頼すると、これまでの研修とは、また違った切り口や視点からの研修ができますね?」
「そうですね。例えば、運転のプロの方が提供する安全研修は、運転技術に特化します。ですが、弊社の研修の場合は、ドライバーの心理や適性による事故の違いや、これまでのデータなどからもお話します」
「これまでの研修を繰り返していていいのかな? と考えている安全管理者の方に、ぜひご依頼いただきたいですね」
「はい。『ドライバーが興味を持ち、具体的に行動を変える』研修をお望みの現場に、ぜひお声がけ頂きたいですね」
現場と、新人と・・・。 向き合うことから逃げず、思いを伝えあうことを大事にすることで、現場は盛り上がります。
「安全管理者の方々のご苦労というと、やはり中間管理職、ということでしょうか?」
「立ち位置は現場にもよりますが、やはり現場の方々を見守る立場でありつつ、安全部門の長として、安全管理の責任を負う方々でもありますよね。本当に大変な、責任ある仕事です」
「日常の業務面もそうですが、大きくはドライバーの方々の健康面や、生活面にも気を配る必要がありますよね。最近は、持病のあるドライバーさんの、業務中の発作などでの事故も大きく取り上げられるようになりました」
「もちろん、以前から勤務中の病気はあったと思います。ですが、安全管理に対する世間の関心が高まっていますから、ドライバーの疾患の状況を、管理者がどの程度把握していたかなども問われることがありますね」
「だからこそ、日ごろからコミュニケーションを上手にとりましょう、と、社長は言われるのですね?」
「そうなんです。少しの違いに気づくには、やはり日ごろから、ちょっとしたことでも話あえる雰囲気あれば、見抜ける可能性が上がりますね」
「『最近どう?』と聞いてもらうと、ドライバーさんも『最近ちょっと…』と、世間話から大事なことが分かるかもしれませんね」
「自由に、思ったことを言える場を作ること。 否定されないと信頼してもらうこと。 これを大事にすることで、現場の雰囲気は変わります。責任者の方や管理者さんの、大切な役割ですね」

「イエス,アンドは、現場の皆さんを守りたいという思いを強く持っていますよね?」
「はい、私たちの大事な使命です」
「現場の皆さんと、安全管理者の皆さん、そして企業の経営者の方々…。それぞれの思いや立場があるわけですが、……イエス,アンドは誰の味方なんでしょうか?」
「難しいことを言いますね。現場の皆さんを守るのが、もちろん私たちの使命ですが…」
「では、管理者の方々と戦う…?」
「いえいえ、そうではないんです。そもそも現場vs管理者側、ではないですよね。 現場の皆さんを何から守るのか? 私たちは事故から皆さんを守ります。そしてそれは、管理者の皆さんも望んでいることです」
「共通の敵は、事故と、事故を起こす背景…」
「現場を守るというと、権利を守るとか、無理をさせないために、管理側と対立するイメージになりがちです。そうではなくて、お互いの共通の『事故を無くす』というゴールに向かって、自分たちでうまく動いていける仕組み、PDCAの流れを作っていくのが、私の仕事なんです」

「事故を起こした人を責めるのではなく、その原因や背景を探ってひとつずつ潰していく。これは、面倒で手間のかかる方法ではあるのですが、『事故を起こす体質』をしっかり根本から治す、本当の原因への対処です」
「なるほど。事故を起こした人を責めて反省させただけで終わってしまうと、また同じ原因で事故が起きかねません」
「はい。事故に対して、その時その時の対症療法をするのではなく、会社全体の意識が『安全』に自然にシフトしていくような、体質改善ですね」
「まさに、安全風土の醸成です。本当に『事故が起きにくい組織』を作りたい企業の方々に賛同を頂いて、ご依頼を頂いているのですね」
「私がいなくなっても、組織がしっかりと『自分たちでセルフケアできるようになる』のがゴールです。即効性のある方法ではないですが、確実に事故を起こしにくい組織を作ることで、会社全体の士気を上げ、『安全な企業』としてのイメージを作ることが出来ます」
「企業全体の味方となり、円滑にコミュニケーションを取ることが出来る風土を作る…それが、イエスアンドなのですね」
「互いに、真摯に向き合って、思いを語り合う。規模は違えど、コミュニケーション取ることでたくさんの行き違いが解決します。それを、伝え続けていきたいですね」
「では…、今週もこのあたりで。 皆様、ご安全に~!」
(イエス,アンド事務局)