【Vol.12】飲んで運転すると、事故の確率は○倍!? 年末年始の飲酒に注意!

安全・組織コンサルタント、
株式会社イエス,アンドの代表、森川美希が、
全国を駆け回って「安全」と、「安心な笑顔」をお届けする1週間!

こんばんは!

合言葉は、『今日もご安全に!』
あなたに、自然と安全を守ってしまう行動力をインストール!

そろそろ年末年始の宴会の話が出てくる頃ですねビール

飲酒運転をしないように、と言いますが、どうして飲酒運転しちゃダメなんでしょうか?

『お酒に強いから平気』とか、『寝たらお酒が抜ける』ってホントなの?
今週は、年末年始の『飲酒運転根絶』の話題から、
森川代表の活動する福岡県からの思いを3週にわたって、『飲酒運転撲滅シリーズ』としてお届けします!
飲酒運転第3弾のお話をお届けする緑のアイツ。
リンク 第1弾はこちら 週刊・緑のアイツ vol.12 飲んで運転すると、事故の確率は〇倍!? 年末年始の飲酒に注意!
リンク 第2弾はこちら 週刊・緑のアイツ vol.13 飲酒運転をしないために『できること』を考てみませんか?
リンク 第3弾はこちら 週刊・緑のアイツ vol.14 飲酒に関する思い込みを斬る! 飲酒運転根絶編第3弾です!

さあ、今週も張り切ってインタビュー、行ってみよう

 「こちらは全国管理職研修ですね?」

 「そうなんです。人財育成の分野でのコンサルティングでお声がけを頂くことも多いんです」

 「採用される側の研修だけではないのですね」

 「もちろん。今回のように、管理職の方達の研修や、役員などの上層部の方たちとの面談などもありますよ」

 「コミュケーションが豊かな現場は、やはりミスも減りますし、業績も上がります。気持ちよく人と関わり続けることを提案しながら、皆さんならどうするか、ワークを通して気付いていただきました」

 「風通しの良い、生き生きとした組織ですね」

 「はい。今回の研修は、皆さんが和気藹々と話してくださって、とても楽しい場となりましたよ」

 「こちらの有田も、皆さま積極的だったようですね」

 「こちらは安全管理者講習ですね。自由に発言して、笑いもありつつ、でも真面目に『安全』を考えてくださいました」

 「サービス業の方とも、名刺交換する場面があったとか!」

 「接客の場面も、コミュニケーションが大事な場ですよね。ミスコミュニケーションを防いで、動きやすい職場を作る。きっとお役に立てることがあると思います」

 「自由に発言しすぎると、雑談になりそうですが…」

 「雑談、いいですね。話を弾ませるためには、質問力とともに、雑談力も大事ですよ」

 「リラックスした場を作れる、ということですか?」

 「そうです。どんな真剣な話でも、会話が弾むと、話題に沿ったアイデアや意見がどんどん出てくるものです」

 「なるほど。私は、社長と話をしていると、『何を言っても否定されない』安心感があります」

 「それは嬉しいですね! そういう空気感を作るために、組織側、管理者側が出来ることを、これからも伝え続けていきたいです」

 「週末、日曜日も研修に行かれたのですね」

 「はい! 日曜日で、会社の運行が少ないからこそ、自社内でたくさんの研修ができます」

 「社長の担当は、『適性診断』に基づく座学…。性格による運転の癖などをフォローアップする内容ですね」

 「そうです。例えば、目の前に『バックをしているときに、コツンとぶつけてしまった社員』がいたら、どう声を掛けますか?」

 「え!? えーと、気を付けて運転してください…? ミラーや後方をもっと確認しなさい…?」

 「正解です。 でも、それでは事故は無くなりません」

 「え? でも、ちゃんと確認して、丁寧に運転したら…」

 「ちゃんと、丁寧に。…つい使いがちですが、わかりにくくて、具体的ではない言葉ですよね」

 「何に気を付けるか、どんな風に、丁寧に、何をするか、が伝わらない」

 「そのドライバーの性格や、運転の特性を考えた個別性も大事ですね。どんな運転をしがちか考えて、細やかにフォローしたいところです」

 「自分がどんな運転をしがちなのか、どんな風に行動しがちなのか。このことを知って事故を分析すると、取り組む課題が見えてきます」

 「慌てん坊の人のミスと、注意不足の人では、気を付けるところが違う、と」

 「理由が分かれば、効果的で、現実的な対策が立てられます。なかなか減らない事故が、減るんです」

 「社長のコンサルティングの、入口ですね」

 「はい。的確な事故の分析と、当事者も管理者も納得出来る、効果的な事故予防の取り組みができるコンサルティングです。ぜひ、事故を減らしたい法人の運行管理者の方や、安全担当の方とお話をしていきたいですね」

 「社長、今年ももうすぐ終わりですね。宴会シーズンが始まって、飲酒検問が増える時期です」

 「そうですね。私もアルコールチェッカーの話題を書きましたよ」

 「アルコールチェッカーで、自宅を出る前にチェックする…。でも、プロドライバーの人たちは、事業所でチェックしますよね?」

 「事業所で、運行前の点呼時にチェックします。でも、そこで引っかかったら…?」

 「あ、その方が車通勤だったら、自宅から事業所まで、運転して来るんですね」

 「そう。二日酔いなどの場合、飲酒運転で捕まらないレベルでも、アルコールチェックではアウト、ということもあるんです」

 「え? 捕まらないけれど、アウト…??」

 「実は、緑ナンバーの方の運転の基準と、飲酒運転の規則とは少し違うんです」

 「あれ? 呼気検査で0.15mg未満だと、罰則はないんですか?」

 「実は、酒気帯び運転の基準は、0.15mg未満なんです。これは、前日の夜に飲みすぎた人だと引っかかる値です」

 「では、緑ナンバーの方は?」

 「プロドライバーは、呼気検査で0.00mgでないと、運転ができません。公道のすべての交通パートナーの安全を担う大切な仕事がゆえに、厳重な管理が求められるんですね」

 「なるほど…。でも、白ナンバーの一般運転の人でも、本来はアルコールが体に残っている状態で運転してはいけませんよね」

 「そうです。一滴でも飲んだら、また前日に飲みすぎていたら、絶対に運転してはいけない。これはハンドルを握る人なら、どんな人でも行動するべきモラルです」

 「私の会社がある福岡県は、飲酒運転の取り締まりが厳しくなったきっかけとなる、海の中道の事故があった場所です」

 「平成18年の、飲酒運転の車に追突された自家用車が海に落ちて、お子さん3人が亡くなった事故ですね…」

 「飲酒運転は、明らかに自分で『やろう』と思わなければ、起こせない犯罪です。警察庁のデータでは、飲酒運転の死亡事故率は、飲酒なしの8.4倍(平成28年中)なんです」

 「8.4倍!」

 「事故から10年が経って、飲酒運転の厳罰化や、いろいろな取り組みがありましたが、少しずつ事故の記憶が風化していくのが怖いですね。近年は事故件数の減少は下げ止まりです」

 「安全のために、改めて気を引き締めたいです」

 「はい。飲んだら乗らない、乗るなら飲まない。ハンドルを握るものとして、意識を高く持ちながら、年末年始の宴会シーズンを乗り切りたいですね」

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 「では今週はこのあたりで…」

 「皆様、ご安全に~! 」

(イエス,アンド事務局)