興味を寄せて見てみると

やってもらわなくちゃいけないこと、
やるべきこと、
やらなくちゃいけないこと。

それは、本当に「必須」ですか。

いつも繰り返すルーティン業務や
上司から言われた業務、
自分で「やらなくちゃ」と「思っている」
業務、仕事、作業。

そもそも、その業務は何のためにやるのでしょう。
そもそも、その業務は貴方がすべきでしょうか。
そもそも、その業務、必要でしょうか。

以前いた会社で、いつも一生懸命な事務の方が
いました。
その方は手書きの作業が多くても黙々と取り組んでいました。

ある日、大変そうですね、どんなことをしているんですか、と声をかけると
「〇〇をチェックしています。」
という返答に、私はびっくりしました。

転職組の私には信じられず、以前の会社では
システムになっていることを手作業でやっていたのです。
「それはシステムでできるのでは?もしくはExcelで出来そうですが、
どうなんでしょう?」と
問いかけてみました。

回答は
「前任者から引き継いだ通りにやっています。本社からも上司からも指示がないので、
そのままやっています。システムやExcelは上司が考えることで私は判断できません。」

またまた、びっくりして、
「今やっていることを上司に相談しましたか?
工夫しましたか?」と問い直すと
「上司に話しても内容が分からないし、変わらないですから」と微笑んで話してくれて、
ペンとハンコとスタンプを駆使して、また黙々と作業に戻りました。

皆さまのチームにも、実は気づいていないところに、このようなケースがあるかもしれません。

業務が分からないから、
任せているから、
あの人の方が経験が長いから、と。

放置せずに、
チームメンバーの業務に興味を寄せて
見てみると、びっくりするような作業が
普通に、しかも毎日行われているかもしれません。

今週も皆さま、ご安全に🍀

(森川 美希)